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ちゅうぶらりん ページ48
A
転勤？
私の前からいなくなる？
「いつまで？」
翔
「とりあえず半年は単身
その後は家族も呼ぶと思う」
「………そう………送別会しなくちゃね」
やっぱり私達は結ばれない運命だったの？
結婚も考えたのに
神様に誓った幸せは雅紀だから
元サヤってこと？
ダメだ 翔の顔が見えない
翔
「泣くな 泣くなって」
頬をつたう涙をぬぐってくれるけど
止めかたなんてわかんないよ
だって結婚したかった人と別れるんだもん
会いたくても逢えない所にいっちゃうん
だもん
最後には奥さんを選んだんだもん
翔
「いつ帰ってこれるかわかんないから
待っててとは言えないけど」
けど？
翔
「俺はいつでもどこででも
一番はAだから
それだけは信じて欲しい」
そんなのずるいよ
いなくなっちゃうのに
もう逢えないかもしれないのに
私だけなんて言ったら
私の気持ちはどうしたらいいの？
待てって言われてる訳でもなく
忘れてくれって言われてる訳でもなく
ちゅうぶらりんのまんま
あっという間に送別会の日になっていった
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作者名：ゆふり232425 | 作成日時：2017年1月16日 8時
