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宣告 ページ46
翔
休みの間はあえて連絡をしなかった
関係を続けていくためにも
リスクはなるべく減らしたい
そう思って早くきてもらって
ゆっくり話をしたかったのに
早く来たのは智くんで
大野
「翔くん ちょっといいかな？」
って始業前にミーティングルームに
呼び出された
もしかして休みの間に
Aの旦那さんから何か言われた？
嫌な予感しかしなくて
重たい足を引きずるように
ミーティングルームに向かった
「智くん朝からどうしたの？」
大野
「翔くんさ子供生まれたばっかりだよね」
まさかクビ？旦那さんはクビを要求
してきた？
「いや？ばっかりでもないけど？」
大野
「あのさ
半年 まずは単身で応援って形で
関東支社にいってもらえない？」
は？転勤？
あ いや応援っていってたな
大野
「それでさ 多分だけど
そのまま関東支社に転勤になるから」
「ど どうして？急に？」
大野
「関東支社の営業の奴がさ
ほらなんつーの？心の風邪ってやつ？
まあ休職になっちゃってさ
即戦力でそこそこ成績があってって
んで翔くんって話になってさ
正式な辞令がおりるまえにさ」
俺はサラリーマンだ
転勤のある会社に勤めたら
いつかはあること
けどこのタイミング？
俺はAと離れるのか？
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作者名：ゆふり232425 | 作成日時：2017年1月16日 8時
