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最後の一手-雅紀 ページ42
Aは俺を選んでくれた
でもさ 微妙に顔がひきつってる
それだけしょうってやつの存在が
大きいってこと
じゃあ最後はこれをしなくちゃ
「ねえ しょうってやつに電話して」
A
「雅紀 え？どうして」
何でもそんなに動揺するかな？
俺を選んだんだよ
別にいいじゃん
「俺が話あるからさ」
A
「まって なんの話？
私が休み明けたら話するから」
「俺が直接話しちゃまずいの？」
A
「私は雅紀の妻です
それじゃ駄目なの？ねえ雅紀」
そんなに必死になるなよ
俺よりあいつを庇うのか？
「Aが良くてもあいつが
ちょっかいかけてきたら困るから」
A
「そんなことしないしさせない
だから ね、 雅紀」
「そんなに必死な態度されるとさ
益々話しておかないと
かけられないなら直接会社に
行って話しようか？」
泣いたって駄目だよ
詰めが甘いと命取りになりかねない
最後の一手まで気は緩めない
Aはお俺のもの
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作者名：ゆふり232425 | 作成日時：2017年1月16日 8時
