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いざ行かん ページ23
3泊4日ともなれば私の荷物は
キャリーケースになっていた
雅紀
「全くなにこんなにいるのさー」
「だってどこに行くかわからないもん
着替えとかパジャマとかタオルとか
いろいろ持ってきたの」
雅紀
「全くAはいつもそうだよね
ま そんなとこも大好き
さっ出発ー まずは朝御飯〜」
運転席の雅紀は楽しそうな顔
光のせいかキラキラしてる
雅紀
「なに？どうかしたの？俺の顔みて」
「ん？楽しそうだなって」
雅紀
「楽しいよ〜 Aとの旅行だもん
A楽しくないの？」
「楽しいけどどこ行くかわからないから…」
雅紀
「そりゃそうだね アヒャヒャ」
車の音楽は雅紀と結婚する前
よくドライブで聞いていた音楽
自然と二人で歌っていた
雅紀
「はいついたー まずは時代村〜
A大好きだもんねー」
やっぱり雅紀だね
私の好きな所に連れていってくれる
雅紀
「今日は特別 花魁の写真とるの
予約してあるよ」
まだ一度も果たせていない花魁になる
夢も覚えていてくれたんだ
朝言われたことなんてすっかり忘れて
雅紀と一緒に楽しんでいた
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作者名：ゆふり232425 | 作成日時：2017年1月16日 8時
