転生しても不穏だった件【僕のヒーローアカデミア】 (ページ5)

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3.雄英高校ページ5

それからさらに時間が経ち…

「おぉぅ」

私は桜の舞うこの季節、かの有名な雄英高校、の一年A組のドアで立ち尽くしていた。

なぜかと言うと…

「ドアでかっ」

「…うわっ…って綠谷くん！受かってたんだね！」

一瞬私の心の声が漏れたのかと思ったわ。

「あ、あああ、えっと……うん、皐月さんも…受かっ…てた…って近い！！」

中学の放課後の爆豪くん暴走事件を機に
私たちの距離は凄く縮まった

あの時はウブだった彼も随分女なれ？したようだ。

多分。

そう思いながらドアを元気に開け、

「おっはよーございまぁあーす！！！！」

と大声で挨拶した。

「わ！美人！って！モサモサ！地味めの！」

「…モサモサ…ああ、緑谷くんか」

あの子にも女友達がいたんだね。

よかった、と呟きながら座席表を見る。鍵山だから、障子とか言うやつの後ろだな。

椅子を引いて座り、ふわあと欠伸をする。

…ん？

｢お友達ごっこしたいならよそへいけ。｣

緑｢ほっ！？｣

なんか、いる…！？

｢ここはヒーロー科だぞ｣

他のみんなも驚き口をつぐむ。

｢はい静かになるまで8秒かかりました。時間は有限だ。
君たちは合理性に欠くねェ...担任の相澤消太だ。よろしくね｣

は、はぁ…？私は状況がいまいち飲み込めず困惑する。

｢早速だがこれ着てグラウンドに出ろ｣

そう言って寝袋から出した体操服を私に渡してきた

「…は、…はい…？」

私はビビリつつもグラウンドに向かった