人殺しとヒトゴロシ【僕のヒーローアカデミア】 (ページ8)

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「…！！！！糸出フ＿＿＿＿」

「おとなしくしててくださいねー…ほいっと」

「…え？」

フウカの手がヒーローの傷口をなぞった、その瞬間。ヒーローの傷口が塞がった。

「私の個性で傷を縫いました。あ、応急処置ですからねー！これで出血死はしないはずです」

「な、…で…」

「私はヴィランしか殺しません！安心してくださいねー！」

安心させるように明るい声で言ったフウカは、帰ろ帰ろ、と言って走り出そうとした。

「待て」

「…はい？まだあるんですか？」

「路地裏でたまたま出くわしたやつを…どうやって殺人犯だって判断した」

「んー…雰囲気…とか…あとですね…表情です」

「表情…」

「何人殺したかって聞いた時の表情。殺人犯は絶対に普通の人とは違う表情をします。

たとえば、普通の人は困惑や驚きを少なくとも抱きます。しかし、殺人犯は違います。明確な殺意＿＿＿相手を殺そうとする感情が少しはあります。そこで判別しますね、私は」