人殺しとヒトゴロシ【僕のヒーローアカデミア】 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:73 hit、合計:4,073 hit

7 ページ7

「…む」

「…あ…ホ、ホー＿＿＿＿」

そう。フウカの目の前に立っていたのは"速すぎる男"ホークスだった。

「＿＿＿＿糸出フウカ、最近発生している連続バラバラ死体殺人事件の犯人ですね？」

「え？あ、そうです多分」

(軽っ…)

自分が殺人犯だと言われても動揺せずにさらりとそう言ってのけるフウカに少し引くヒーロー。それに対してフウカはおちゃらけたように手を広げてくるりと回った。

「ま、そーいうのどうでも良いので退いてください」

「どうでもいい…？

遺族の方がどんな思いをしたか考えたことはないのか」

「え？あれ…私だって突き止めたのにわかんなかったんですか？私が殺しているのは全員前科持ちですよ。それも殺人犯(・・・)。」

「…！？だから殺したとでも…！？」

「うーーん…そうですね、極端に言えば。

私は人を殺していても娑婆で幸せな生活をしている人間を殺しているんです。罪は軽いでしょう？」

ニコニコと側から見たら可愛らしく見えるであろう笑みを浮かべてフウカはヒーローに近づいた。