人殺しとヒトゴロシ【僕のヒーローアカデミア】 (ページ6)

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「ハハハ、ザマァねえぜヒーロー！！お前より俺の方が強いんだよ！！！！」

「うぐっ…」

よく晴れた夜。路地裏にそんな声が響いた。
いるのはヒーローとヴィラン。ヒーローの方は満身創痍だ。

「個性の相性が悪かったなぁ！可哀想に…抵抗しなかったら楽に殺してやったのになぁ！！！！」

「それはあなたの実力不足ですよ」

そんな所に薄い笑みを浮かべて歩いてきたのはイカレ女こと糸出フウカだ。
彼女はここ最近シリアルキラーとして騒がれている張本人である。

「おっ、お前は…！」

「楽に殺してあげます。さよなら」

手のひらをパッと開き無邪気な笑みを浮かべたフウカは、ヴィランをバラバラに切り刻んだ。
それを見たヒーローは絶望したような表情でフウカを見た。

「俺も…殺すのか」

「え？殺す？＿＿＿＿＿っわっ！？」

その瞬間、ヒーローとフウカの間を開けようとしたのか赤い羽が空を切った。