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「どうぞ」
そう言って彼はAを車へと誘導する。
本当にいいのだろうか?
万が一何かされたら逃げればいいかな。
そんな曖昧な判断でAは彼の車に乗ろうとする。
「あれ、A?」
「り、涼介…」
「あれ、お知り合いですか?」
涼介は、同じ会社の同期。
何回か仕事で関わっているうちに、私たちは付き合った。
でも涼介は私なんかとは比べものにはならないくらいの
かわいい子のところへいって、そのまま玉砕。
今は業務上のこと以外に話すことはない。
「あぁ、Aと同じ会社の同期の山田涼介です。あなたは?」
「伊野尾慧です。あそこのバーでバーテンダーをやっているものです
…Aさんっていうんですね。良いこと聞いちゃいました」
「え、いやぁ…」
伊野尾さんに名前を知られたことはいいんだけど、
涼介に他の男といるところがばれてしまった。
もう付き合っていないから別に構わないけれど何か気まずい。
「い、伊野尾さん、行きましょう。」
「かしこまりました」
「待てよ、A」
なんでこの人は私を呼び止めるのだろうか。
もう何も話すことはない。
「何?私、伊野尾さんに送ってもらうつもりなの。あと急いでるから」
「俺が送ってやるよ」
「…はぁ?あのね」
「だめですよ、山田さん。私が責任を持って送らせていただきますので」
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タイトル変えました!
この小説を書いているうちに、なんかいのちゃんというより、
もう日下くんを書いているみたいだったので、(eiji)に
してみました。
なので、作者がいいたいことはですね、
見た目は伊野尾慧という男で、中身は日下瑛治。
まあ、コ○ンみたいなものです。←
急でしたが、これからもよろしくお願いしますね
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作者名:白雪姫 | 作成日時:2016年8月18日 16時