愛し愛された世界の中で２【五条悟】【伏黒恵】 (ページ6)

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No40 ページ6

～伏黒SIDE～

　やっぱり、Aさんと五条先生は付き合っていたんだな。

　何となくそういう気がしていたが、Aさん自身がそのことを認め、
　確信的になったことで心をエグられるような感覚があった。

　自分の想いを伝えるべきか否か、最後まで悩んだ。

　Aさんが五条先生と関係を持っていることを俺に伝えた後で、自分の気持ちを
　伝えるなんてある意味矛盾しているだろう。

　だが、俺は俺に対して正直だった。

　思っていることを全て伝えた時、Aさんは少し涙ぐんでいた。

　俺が意味不明なことを言いだしたせいで、混乱させてしまったらしい。

　

　五条先生がこのことを知ったら、どうなるか…

　いくら俺とは言え、普通にキレられそうだな(笑)

　
　たとえそうなったとしても、俺の気持ちは揺るがない。

　

　俺は必ず、

　Aさんを手に入れる。