No24 ページ27
〜五条SIDE〜
今夜の食事は僕にとっては重要な意味があった。
今夜、ここで僕はAに思いを伝える。
だからAが僕の誘いに乗ってくれて、正直とても嬉しかった。
その言葉を聞くまでは。
A「悟、
今日は誤りたいことがあってここに来たの」
五「謝りたい…?
Aが僕に謝ることなんて何があ…」
そうか。
Aは僕が今日ここで想いを伝えることを分かって…
その答えが僕の望ましいものではないから、先に「謝りたい」って言ったわけだ。
五「そっか。
いや、いいんだよ。僕も何となく気づいてい…」
A「ごめんなさい。
私があの時、宿儺と勝手に縛りを結んでしまって」
えっ?今なんて言った?
五「A?」
A「私、知ってるの。
上層部の人たちは、私が宿儺を殺さないという縛りを結んだことに憤慨してるのよね。
そのことで、もし将来、宿儺が祓われ、悠仁君が死亡した場合、私は本件の責任を取り
処刑されるって」
五「A、なんでそのことを…?」
Aは僕の質問に答えず、そのまま続けた。
A「それを、私の替わりに貴方が死刑になる契約を結んでくれたって」
そう言うとAは目に涙を浮かべて下を向いた。
A「ごめん、悟。
私、何も考えず勝手なことをしてしまって」
Aが泣いている。その姿に胸が痛んだ。
五「A、お願いだから泣かないで
Aがあの時取った行動は何も間違ってないし、僕がその状況下でも
間違いなくAと同じ選択をするよ
それに、
仮に宿儺が祓われたとして、Aがいなくなってしまったら僕は生きてる
意味なんてないよ。
愛する人のいない世界で生きてたってつまらないでしょ?」
そう言うとAはハッと顔を上げた。
A「悟…。」
五「A、今更何言ってるのって思われるかもだけど、
僕と付き合ってくれないかな?」
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妄想girl(プロフ) - コメント頂きありがとうございます!現段階では五条オチか恵オチか決まっていませんが、片方だけが極端に可哀想な形で完結することだけは避けたいと思います(笑)応援して頂き誠にありがとうございます! (2021年9月27日 0時) (レス) id: 59374f635e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年9月26日 23時) (レス) @page40 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妄想girl | 作成日時:2021年9月1日 0時