No15 ページ17
〜五条SIDE〜
気づけばAをベッドの上に押し倒していた。
A自身は、恵のことを恋愛対象として見ていないという節の言葉を発していたが、
今日の午前中に見せつけられたあの2人の関係性が妙に癪に障った。
----------このままAを襲ってしまおうか。。。--------------------------------------
押し倒されて微かに抵抗してくるAを目の前にして、ふと過った思考だった。
このまま僕のものにしていまえば、Aは僕のことを男として見てくれるだろうか?
いや、それはないか。
僕が高専1年でAのことが気になり始めた時、Aに一度聞いたことがある。
五(高)「お前さ、どういう男が好きなん?」
A「え、何急に(笑)
別に特段こういう人じゃないとダメっていうのはないけど…
強いて言えば、私のことを大切にしくれる人かな」
-------------------------------------------------------------------------------------------
五「なーんてね!
少しはドキドキした?」
僕は外しかけたAのシャツのボタンを離した。
A「はぁっ?冗談?
ほんと、馬っ鹿じゃないの?!ついに倫理観まで失くしたかと思ったわ」
少し怒ってる様子だったけど、この手の顔は過去にも見たことがあったから安心した。
五「僕がAが嫌がることなんてするわけないでしょ?
何年一緒にいると思ってんの?」
A「心臓に悪い冗談は受け付けてませんけど?」
そう言うとAは少し笑った
その表情がまた僕の胸を締め付けた。
渡したくない。誰にも。
A「からかうだけで話ないなら帰るからね!」
そう言ってAは立ち上がり、部屋のドアの方へと歩いて行った。
どこにも行ってほしくない、
僕の前にいて欲しい。
そう考えると同時に、僕の体はAを全身で求めていた。
ガシッ
A「今日の夜空いている?」
気づけば僕は立去ろうとするAの手を握りしめていた。
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「五条悟」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妄想girl(プロフ) - コメント頂きありがとうございます!現段階では五条オチか恵オチか決まっていませんが、片方だけが極端に可哀想な形で完結することだけは避けたいと思います(笑)応援して頂き誠にありがとうございます! (2021年9月27日 0時) (レス) id: 59374f635e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年9月26日 23時) (レス) @page40 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:妄想girl | 作成日時:2021年9月1日 0時