1.サド王子【S】をお求めの方!! 萌えキュン度★☆☆ ページ1
私には好きな人がいる。
ひとつ年上の先輩で、頭脳明晰、運動神経も抜群で
生徒会会長にも任命される信頼の厚い人だ。
思いをおさえきれず告白して、見事付き合うことになった。
最初は嬉しくて嬉しくて、とんでいる飛行機の所まで舞い上がるのではないかと思った程だ。
日曜日のほとんどは一緒にデートをするし、友達からも応援されている。
だが、ベッグは何を考えているかもわからないし、
発する言葉もどこまでが本当で嘘なのかもわからない。
「俺の誕生日に、ドレス着てくれない?」
「えぇっ? ドレスなんか無理無理」
初めは冗談だと思っていたのに、
誕生日会に行ったら赤色のドレスが用意されてたことも。
☆
ある日、吹奏楽の全国大会がせまっていた頃の話だ。
吹奏楽部のエースともよばれる女の子が軽い骨折をし、1週間ほどギブスをすることになった。
それでは楽器が運べないとのことで、ベッグが代理で急遽、手伝いをすることになった。
私は最初、頑張れって応援していたのだけれど、
ふとエースと仲良くしてるベッグを見てしまった時にモヤモヤしはじめた。
体育館の裏に呼び出し、声を荒げながらベッグに言った。
「何であの子と、あんなに仲良くやってるの!?
わざわざベッグが吹奏楽部を手伝いにいなくても、ちゃんとやっていけるじゃない!
それとも、あの吹奏楽部のエースが好きな訳? 私のこと好きじゃないの?」
すると、穏やかにベッグが口を開いた。
「そんなこと確認しなくても。俺はアンタのことが好きだよ、A。
なんなら、時間がかかるけど証明してやろうか?」
「えっ」ドキッとした。
ベッグは、私のおでこに軽いキスをした。それから私の髪をなでて、
唇を埋めるように私の首筋や耳に触った。
☆
この後の続きは、想像にお任せするかな。
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作者名:いとくとら | 作成日時:2013年3月12日 14時