No.007 ページ9
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樹「急にごめん」
空き教室に入った2人。
教室の後ろに2人並んで喋る。
『ううん、ちょっとびっくりした笑』
樹「前回の見てて、ずっと可愛いなって思ってたから、話したかった。…多分話しかけないと、壱馬さんの所行っちゃうって思って、勇気出した笑」
『ありがとう笑』
樹「…前回とさ、」
『うん?』
樹「気持ち、変わってないの?」
『…うん』
樹「そりゃそうだよね」
『新しい恋、したいなって思って今回また来たんだけど、』
樹「うん」
『…やっぱり、また会うと、あの時の気持ちって復活しちゃうんだよね笑』
樹「あー、」
『でも、今回はね、みんなと話そうって思ってるの』
樹「…うん。」
『前回の経験を踏まえて、色んな人と話すんだ』
樹「いっぱい話したい。」
『うん、話そう』
樹「第一印象は、Aちゃんだから」
『ありがとう…なんか照れる笑』
樹「アピール頑張る。…じゃ、戻るね」
『うん、ありがとう』
Aは前回、好意を寄せられることがなく、追う側だった為戸惑った。
初めて言われた言葉、初めての感情。
揺れ始めたのは──────いつからだろう。
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RAN - はじめまして!前作からずっと楽しく読ませていただいてます!続きとても楽しみにしてます!頑張ってください!応援してます! (2021年4月22日 23時) (レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2021年2月5日 22時