No.001 ページ3
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何も無い、無機質な教室。なのに青空だけは輝いている。そんな在り来りは始まり方。
長い廊下をゆっくりと歩く女の子には、見覚えがあった。
《井上:お、この足は…?》
《鷲尾:足で判断できるの凄いですね笑》
《Niki:すごい領域ですよ笑》
《井上:やかましい笑》
ガラガラと音を立てて入ってきたのは、
『やっぱり緊張する、』
《鷲尾:えぇ〜髪の毛短くなってる!》
《Niki:なんかもっと可愛くなりましたね》
《井上:雰囲気まるみたいやな》
次に、軽快な足音と共に開いた教室のドア。
「わっ!久しぶり!!」
『久しぶりだね!』
そう、この2人は─────継続。
前回の旅で恋が実らなかった2人。
『…一応自己紹介する?笑』
「しよっか笑」
『前回からの継続で来ました、高校2年生の、真野Aです、よろしくお願いします笑』
「同じく継続のななです!お願いします笑」
なんて、2人しかいない教室に笑い声が響く。
途端、開いたドアから顔をのぞかせたのは黒髪のボブが印象的な女の子。
「失礼します、」
『え、可愛い!』
なな「可愛い〜!!」
「えっと、神奈川県から来ました、高校1年生の八島美香です。」
なな「同い年だ!」
みか「えっ、あの、前回観てました!」
なな「仲良くしようね!」
みか「お願いします!」
次に入ってきたのは、
「失礼します!」
高身長の、茶髪のショート。
《鷲尾:めっちゃるなちゃんに似てますね》
《井上:髪色全然違うのにギャルっぽさがるなに似てるんやろな》
(紫陽花編、金木犀編のるなちゃんを参考にさせてもらいました( ¨̮ ))
「えっと、東京都から来ました、高校2年生の鈴木真由花です、よろしくお願いします!」
『高校2年生!同い年です!!』
まゆか「知ってます!!よろしくお願いします!女の子の継続って、2人ですか、?」
『そうです!』
なな「今回こそは幸せになりたい〜笑」
『間違いない笑』
そんな話をしていると、コンコン、とドアを叩く音がして、ゆっくり開いたそこから顔をのぞかせたのは、
「初めまして、埼玉県から来ました、高校3年生の真咲玲奈です。よろしくお願いします」
茶髪ロングの、綺麗な顔立ちのれなが頭を下げる。
『めっちゃ綺麗な顔してる…』
れな「いやいやいや、Aちゃんずっと応援してて…」
『みんな観ててくれたんだ笑』
れな「私、前回の大樹くんを観てて好きになって…」
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RAN - はじめまして!前作からずっと楽しく読ませていただいてます!続きとても楽しみにしてます!頑張ってください!応援してます! (2021年4月22日 23時) (レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2021年2月5日 22時