白ひげ海賊団と不思議な妹【ONE PIECE×ポケモン】 (ページ47)

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手配書ページ47

ゆらゆらと海に揺れること、早二ヶ月。

あかり自身もよく生きていたなぁと思うほど災難に見舞われながら、なんとか生きている。

たまに安い賞金首を生捕りし、海軍に変装して引き渡せば怪訝な顔を向けられた。そんな記憶もまだ古くはない。

しかしまだ誰とも知り合いには会っていない。

遠くの海岸線を眺めながら、あかりは少しだけ口にリンゴジュースを含む。

「…おと中将捜索中、か」

あかりの隣にはそう書かれた新聞があった。

「ONLY ALIVE…5000万ベリー」

その下には手配書。

元々海軍に属していたからか、その写真はまるで証明写真のようだった。

「あ」

あかりがポツリ海の上で呟く。

「おと…居るでしょう」

メロエッタの為、姿を消すことが出来る。

それに浮遊も出来るから、ここに居ても可笑しくはない。

すると、カタン、とブーツの音が聞こえた。

「ふふ、見つかっちゃった」

少しも悪びれた様子も見せず、おとが現れた。