好評だって◆13.02.17 ページ7
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涼しくなった首筋を、少し気にしながら、
人1は俺と、少し遅れて、ダンススタジオに駆け込んだ。
「お、おはよあおいくん…が、二人！？」
一番最初にこっちを向いて、
目を見開いたのは、案の定ぷんちゃん。
その声に、なんだなんだ？って、みんなも俺たちの方を見て、
びっくりして声を出した。
「Aちゃん！？どうしたん、髪！」
隣の人1は、少しだけ俯いてたのを、
顔を上げて、口角を上げた。
「気合い、入れようと思って」
人1の、俺と同じぐらい短くなった髪の毛。
数少ない全員練習ができることになった今日、
このダンススタジオに歩いて向かってる時、
人1が突然、髪を切りたいと言い出した。
近くの千円カットに駆け込んで、
短時間で切ってもらって。
「っわー…ほんまに見分けつかへん…」
のっくんがぼーっと口を開けて、俺と人1を交互に見る。
…俺もたまに、横を向いてびっくりする。
ドッペルゲンガーだもん…。
「いやでも、凄い可愛い…」
すかさずそう言うのは、もちろん白服さん。
「お揃いのコートだからか、さらに兄弟感が増してる！」
はいチーズ！って勝手に写真を撮ってる。
それから始まる大撮影会。
たくさんスマホカメラを向けられて、いやだいやだ、って人1は俺の後ろに隠れた。
「好評だってことだよ、良かったじゃん」
「そんなに見られると恥ずかしいよ」
「だってさ、白服さん、俺の写真複製して二体並べて合成するしかない」
壁際に荷物を置いて、ストレッチを始める。
あははと笑って散っていくみんな。
「あおいくん、今日の練習だけど、全員集まれたから全員のやつ優先にしてくことにした」
白服さんは俺を見下ろす。
「えーと、ウォークラと恋愛ハンター…」
「ハロプロメドレーと、ワクテカ、ワンツースリー」
「あとかしまし、ラブマとラブレボ、ピース、リゾナントブルー！」
付け足したのは人1。さすがの記憶力！
「あ、そういえばあおいくんはソロどんな感じ？」
「今日練習終わったら、残ってやってくつもり」
「歌の練習？」
「うん。白服さんもしてく？Aいるから」
「いいの？」
人1が頷くと、白服さんの表情が綻ぶ。
「もうちょっとでPV完成しそうなんだよ。出来上がったら、一番にAちゃんに見せてあげるからね」
「白服さんありがとう」
「えー、俺には？」
「Aちゃんは手伝ってくれたから」
「俺も部屋掃除手伝ったじゃん」
「関係ないけど……まあ、そうだね、二人で一緒に見て」
笑う白服さん。
ちょっと前より、いい表情してるかも。
言葉選びの◇13.03.20→←可能性なら◇13.02.16
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ひな(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！！申し訳ありません、うっかり忘れてました…(_ _)更新頑張ります、よろしくお願いします…！ (2018年10月7日 19時) (
レス) id: 81ab03c3d0 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 楽しみにしてます！これからも更新頑張ってください〜！あ、あと(人1)の変換ないので作るか全て(名前)に統一して下さるとありがたいです！ (2018年10月7日 16時) (レス) id: aa9580c9fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2018年10月6日 5時
