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「それは何ともならないだろうね」
・
次の日、
私のあおいくん話を聴いていた親友の早紀が、ため息混じりに言った。
早紀は中学校からの友達。中学校では別クラスになることが多く、今年から同じクラスで、たくさん話せるようになった。
「何ともならない、って……」
今、最近の悩みを早紀に告白しているところだ。
「妹は、いつになっても妹だと思うよ」
そして悲しい診断結果を言い渡されている。
「そんな…」
「小さい頃から一緒だったんでしょ？話聴いてる限り、そのあおいさん、面倒見良いし、もう妹としか見てないんじゃないかと、思う」
早紀はお弁当のウインナーをぱくり。
「そしてその、��彼女いないよ��は嘘であるに一票」
「…あおいくんは嘘つかないもん…」
「18歳でしょ。あのルックスでそれは無いわ」
「…」
もう、正論すぎて何も言えないし、
心にかなり刺さる…。
「…別に諦めろ、なんて言ってるわけじゃないからね。15年間、彼氏もつくらず健気なAはちゃんと見てたから……」
「うん……」
そりゃあ、10年間、あおいくん一筋だったからね……
「ただ」
「ただ？」
「その割にあおいさんの方は他に女がいた、とか………それだとあまりにAが報われないから、一応忠告」
それ、凄く辛い、きっと私耐えられないかも…
「そして、伝言なんだけど」
「ん？」
「2組の神崎から伝言、LINEを交換したいって」
「誰と？」
「あんたの他に誰がいる」
ええ、私人見知りするんだけど…
「モテ女は違うね」
「別にモテてない」
「Aが知らないだけよ」
早紀はそうぴしゃりと言って、
「一応考えときなよ、一応」
そう小さく言った。
最悪な事態の場合に備えて、ってか。
……マジか…。
「……でもまだ……Aめげない……頑張る」
「さすがA。応援してるよ」
「ありがとう早紀大好きだ！」
「今日あおいさんのところ行くの？」
「いや、今日は早紀と帰るよ」
「いいの？」
「うん、そういう気分」
あんまりまとわりつきすぎて、うざがられたらやだし、
白服さんも何か可哀想になってくるし。
めせもあの他のメンバーとは、最近会ってないな……。みんな忙しいしね。
まあ、私はあおいくんとだけでも、会えればそれでよしなんだけど。
あおいくんを好きになるなら、誰よりもタフじゃないと、やってけないよね、きっと。
頑張れ！！って自分に喝を入れた。
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ひな(プロフ) - タケヤンさん» コメントありがとうございます！文才はあまり無いですけど読んでいただけて嬉しいです(｀▽´)頑張ります！ (2017年4月6日 7時) (
レス) id: e3490e59f8 (このIDを非表示/違反報告)
タケヤン - こういうお互い思い合っているのに上手くいかないもどかしい話を探していたので嬉しいです！これからも応援してます！更新頑張ってください！ (2017年4月5日 22時) (レス) id: cbdaf977c1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ＊赤毛さん＊さん» コメントありがとうございます！確認したら、「MeseMoa」でした！気付いていませんでした…ごめんなさい＆ご指摘ありがとうございます(；▽；) (2017年4月4日 19時) (レス) id: e3490e59f8 (このIDを非表示/違反報告)
＊赤毛さん＊(プロフ) - お話、凄く面白かったです！あおいくんがあおいくんっぽくなってて凄いなって思いました。語彙力無くてすみませんwただ、一つだけ。「MeseMore」ではなく、「MeseMoa」だと思いますよ。そちらが正解だったらごめんなさい。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: 99d9797f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2017年4月3日 21時
