開久にいる女2 【今日から俺は！！】 (ページ43)

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43話ページ43

【翌日】

佐々木は昨日のことを片桐に言えないでいた。

言ったら相良が何するかわからない。

昨日の一撃ですっかり相良に恐怖を覚えてしまった。

今日は珍しくパッフェを家に置いてきたので、佐々木は無心でお菓子を食べている。

2人が溜まり場にいると、相良が下っ端を連れて入ってきた。

相良「智司、俺はもう我慢ならねぇぜ」

片桐「何がだよ」

相良「そろそろ軟高のあの2人をひねり潰してもらいてェ」

片桐「なんだそりゃ。
俺に命令しようってのか」

相良「命令じゃねぇ。
ウチの頭として恥ずかしくねぇ歴史を作って貰おうと思ってるだけだ」

片桐「いいか相良、俺は自分が好きなときに暴れんだよ。
何でオメェにウダウダ言われなきゃならねぇんだ。
図に乗ってると捻るぞクソが」

相良「好きな時に暴れるヤツが頭じゃ困るんだよ。
それじゃ開久はナメられっぱなしだ！
Ｎｏ．３のAもこんなんだしよォ」

貴女「…はぁ？私関係ないし」

相良をあまり刺激しないようにしながらも睨み付ける。

そんな佐々木に一瞬だけ目をやると片桐は口を開いた。

片桐「何だそりゃ。
何処の奴らにナメられてんだ？

あ？俺のせいで開久はナメられてるっつうのか？
おいコラァ！」

相良「だからさっき言ったじゃねぇかよ」

相良が呼ぶと、下っ端の間から傷だらけの久保が出てきた。

頭からは血を流しており、誰かと喧嘩したとしか思えない。

痛々しい彼を心配そうな眼差しで見つめ、佐々木は軽くて当てし始めた。