開久にいる女2 【今日から俺は！！】 (ページ34)

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34話ページ34

佐々木がいくら拒否しても、松山はずっと勝負を挑んでくる。

そろそろ相良が手を出そうと近づいた頃、松山が禁句を口にした。

松山「まァ、しょうがないっすよ、瀬尾さん。
コイツ、男とばっか遊んでる尻軽女なんすから。
所詮、ビッチっつーことですわ」

瀬尾「なんだ。
お前、男にばっかり色目使ってる女だったのか。
なァんかがっかりだわ」

そう言い溜まり場を後にしようとしたその時___

貴女「待てよ」

佐々木の静かな声が響いた。

「あーあ。お嬢になっちまった笑」

貴女「誰が尻軽だ？あ゛？
私がビッチ？

殺すぞテメェ」

口が悪くなった佐々木に少し怯んだ2人。
しかしそんなのを気にも止めず、佐々木は2人に近づく。

貴女「瀬尾だっけ？
アンタが私に勝ったら開久やるよ」

瀬尾「ほぉ、俺が勝ったら？」

貴女「アンタの言うことなんでも聞いてやるよ」

片桐「こいつがテメェに負けるなんてありえねぇけどな」

松山「ちょっと待て！
俺はどうすんすか？！」

貴女「そこら辺のヤツらでも相手してもらえよ」

瀬尾「ほお～、愛しの彼氏には流石に手だせねぇか！笑」

貴女「あーもう、うっざ。
わかった、2人まとめてやってやるよ。

あぁ…ちなみに、私田中のこと好きになったこと一回もねぇから」

松山「大丈夫っす！俺もなんで！！」

貴女「じゃあお互い様ってやつか」

佐々木のその言葉を合図に、3人の殴り合いが始まった。

数十分後には男子2人の叫び声が聞こえてきたとか。