開久にいる女2 【今日から俺は！！】 (ページ17)

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17話ページ17

【翌日】

今朝教室に全員集合と言われたので、珍しく相良と片桐も教室に来ていた。

2人が教室にいるだけで、緊張感が走る。

相良「Aいねぇじゃねぇか」

片桐「アイツのことだ、どうせ寝坊だろ」

相良と片桐が席に座って話していると、担任がビクビク怯えながら入ってきた。

担任の後ろから入ってきた人物に、下っ端たちは息を飲んだ。
片桐や相良も信じられないと言った目で見ている。

担任「き、今日から…こ、このクラスの、ふ、副担になる……剛田先生です」

担任が生徒と剛田に怯えながら、そう紹介した。

そんな空気を知らず、佐々木は勢いよく扉を開け入ってきた。

貴女「おはよーっ！

………は？」

剛田「お前ぇぇえ！
遅刻だぞ！！！」

元気よく挨拶してきた佐々木だが、剛田を見た瞬間に一気に声が低くなった。

遅刻してきた佐々木に剛田は怒鳴る。

剛田「お前、教室に犬連れてきていいと思ってんのか！！」

貴女「犬禁止なんて校則に書いてないし。
そもそも朝からうるせぇよ。

あー、私その席座りたくない」

佐々木の席は教卓の前。

いつも春見と話すための席だが、今日は剛田がいるので座りたくないと言い出した。

剛田は怒鳴りながら佐々木に近づいていく。
佐々木も睨みつけながらパッフェを抱えている。

剛田「お前のそのふざけた髪切ってやる」

貴女「ふざけてねぇし」

剛田「俺はなァ、オメェみてぇな女には容赦ねぇからな」

貴女「そう、それはよかった。
私もアンタに容赦しないし、せんせーだって認めねぇから」

担任「ご、剛田先生！しょ、職員室へ戻りましょう…」

喧嘩になると判断した担任は一度剛田を職員室に戻した。