開久にいる女2 【今日から俺は！！】 (ページ25)

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25話ページ25

【ある日】

剛田との一件で、少し大人しくなった佐々木。

学校に向かっていると、西校の男子生徒が話しかけてきた。

太郎「あの！」

貴女「はい？」

太郎「よかったら俺の女になってください！」

貴女「は？」

太郎「俺西校の田中太郎って言うんですけど、
Aさんに一目惚れしたっす！」

貴女「田中太郎…」

そんな見本みたいな名前があるのか

と１人関心していると、田中は言葉を続けた。

太郎「一目惚れして、ずっと憧れてたAさんを女にできるなんて…！」

貴女「ごめん、何言ってるかわかんない。
学校行くから」

太郎「あ、ちょっと待てよ！」

田中を無視してその場を去った。

田中はそれを急いで追いかけて行く。
佐々木が躊躇なく校舎に入ると、田中は息を飲んで校舎内に足を踏み入れた。

「おい。テメェ誰だ」

太郎「あ、えっと、Aさんに会いたくて」

「Aさん？
ンでテメェみてぇなやつがあの人に用があンだよ」

太郎「ちょっと…」

貴女「なに騒いでんの」

「「Aさん！！」」

田中が生徒たちに絡まれていると、佐々木が声をかけた。

太郎「やっぱり、俺、諦められません！」

貴女「知らない。アンタも学校行きな」

相良「こんなとこでテメェら何したんだ」

貴女「うっわ、ほらめんどくさいのがきた」

相良「テメェ、ぶっ殺すぞ」

佐々木が田中を追い払おうとしていると、生徒達が集まっているのを見た相良が話しかけてきた。

相良を見た佐々木は心底めんどくさそうな顔をしている。