Merry Christmas Story２ ページ17
京本さんに手を引かれ、恐る恐るリビングへ
じゃーん！ともうすぐ30歳とは思えないハイテンションぶりでリビングへの扉を開ける京本さん
テーブルの上を見て、いろんな意味で焦り出す
..どうしよう、めっちゃまともな料理..！
「う、嘘だ..サラダが野菜まるごとじゃない..野菜の皮ちゃんと剥いてある..
お肉が焦げてない、半生でもない..え、しかもケーキまで..！？
き、京本さん..熱でも出ました..？それとも自分の奥深くに沈んでいた別人格が..」
「そうなんだよー、俺のもうひとつの人格があまりにも料理音痴すぎてさー
そろそろ我慢の限界で闇に葬り去られてた別人格が目を醒ましちゃって....
ってこらこら」
馬鹿なこと言わないの、とおでこをべしっと叩いてくる京本さん
冗談で言ったことに乗ってくれた事に若干驚く私
京本さんってこんなノリよかったっけ..クリスマスだからテンション上がってるのかな..？
「料理は前々から料理上手の部下に教わってて
今回もそいつに一緒に半休取って手伝って貰ったの
ケーキは舘さんにつくってもらった」
準備は用意周到にしなきゃいけないからね、と笑う京本さん
「..なんで、ここまで」
「え？もー、さっきも言ったじゃん
普段からお仕事と家事を頑張ってくれているいい子にプレゼントって
あ、あと..はい、これ。クリスマスプレゼント」
京本さんは左手に持っていた袋の中から綺麗にラッピングされた包みを取り出す
驚きの連続で、私は動きを止めて固まる
..この人は、どれだけ私を驚かせたら気が済むのだろうか
「..ありがとう、ございます..あの、私からも、これ」
「え..？」
京本さんからプレゼントを受け取り
私も密かにカバンの中に隠していた小さな包みを京本さんに渡す
京本さんは一瞬目をぱちくりさせてから
私に腕を回し、力強く抱きしめる
「え、ちょ、きょ..京本さん..！？」
「ありがと、すっ..ごい嬉しい..！」
嬉しそうに言う京本さんに、私も思わず頬が綻んだ
初めてあなたと過ごす聖夜
来年も、再来年も、十年後も、二十年後も
ずっとずっと、共に過ごすことができますように
〜Fin〜
・
昨日殿堂入りしました！
本当にありがとうございます！
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朔蘭- sakura -(プロフ) - ハルねこさん» ハルねこさんコメありがとうございます！なるほど、そういう手段がありましたか..！天才ですね(｀・ω・´)更新頑張らせていただきます！！ (2019年1月1日 19時) (
レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
ハルねこ - こんにちは！いつも楽しく読まさせて頂いてます！私は紅白リアタイ、ガキ使録画派です！これからも更新頑張ってください！ (2019年1月1日 17時) (レス) id: f507f19e2b (このIDを非表示/違反報告)
朔蘭- sakura -(プロフ) - 和香(わか)さん» (・Д´･ *)ﾎｫﾎｫ 早くデビューして欲しいわぁ〜。更新頑張るね！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
和香(わか)(プロフ) - 私は紅白派だよ〜！私もカウコン発狂した笑デビューいつかな？更新頑張って！ (2019年1月1日 14時) (レス) id: d00ba15efc (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2018年12月23日 0時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔蘭- sakura - | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2018年12月17日 16時
