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「Aありがとう！Aのおかげで素敵な式になったよ！」
「色々ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした
僕からも、本当にありがとうございました」
「いえ、それが我々の仕事ですからお気になさらないでください
御二方の特別な日を作る一人に携われて本当に光栄でした
お幸せになってくださいね」
明るくライトアップされた、高そうなホテル
空が薄暗くなったホテルの正面で、私は今日挙式を上げた2人を見送る
大学時代の友人・千早と、そんな彼女と結婚した旦那様
手を繋いで、仲睦まじそうに歩いていく2人の後ろ姿にまた一礼をしてから中に戻り、
先に片付けをしていた人たちにお疲れ様ですと言って食器を片付け始める
すると、横からポンポンと肩を叩く影がひとつ
「深澤さん。お疲れ様です」
「おう、お疲れ。あのさ、今日担当した挙式の新婦の方、お前の友達だって？」
「そうですけど....」
「晩婚化が増えた中で珍しいよなぁ、あんな早く結婚すんの」
「ほんとですよね。まさか私もあんなに早いとは思いませんでした」
雑談を交わしながら2人でテーブルの上の花やテーブルクロスを片付ける
学生時代の千早のことを話す度にゲラゲラと笑う上司の深澤さん
しかしふと、思い出したように、そういえば、と声を上げる
「お前はどうなの？」
「どう..とは」
「結婚考えてる相手とかいねえの？」
「..結婚とかあんまり興味ないです」
「え、ウエディングプランナーしてんのに？」
「プランナーしてても興味のない人だっていますよ..
というか、此方お付き合いさせて頂いた人もいないので」
「まじで！？」
「はい。強いて言うなら、仕事が恋人です」
「いや、仕事は恋人とは言わねえからな？」
なんだよつまんねー、とぶーぶー言う深澤さん
そんな深澤さんに、片付けるテーブルクロスを運んでいた同僚の岩本くんが
「それ、セクハラで訴えられる可能性あるんでやめた方がいいですよ」と声をかけて
まじかよ、と深澤さんは驚いてから私に手を合わせ、気分を害したならごめん、と謝る
私は苦笑しながら大丈夫ですよ、と告げる
花瓶に刺さった花を抜きながら
恋愛の「れ」の字も知らない私は、小さくため息をひとつついた
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朔蘭- sakura -(プロフ) - ハルねこさん» ハルねこさんコメありがとうございます！なるほど、そういう手段がありましたか..！天才ですね(｀・ω・´)更新頑張らせていただきます！！ (2019年1月1日 19時) (
レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
ハルねこ - こんにちは！いつも楽しく読まさせて頂いてます！私は紅白リアタイ、ガキ使録画派です！これからも更新頑張ってください！ (2019年1月1日 17時) (レス) id: f507f19e2b (このIDを非表示/違反報告)
朔蘭- sakura -(プロフ) - 和香(わか)さん» (・Д´･ *)ﾎｫﾎｫ 早くデビューして欲しいわぁ〜。更新頑張るね！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
和香(わか)(プロフ) - 私は紅白派だよ〜！私もカウコン発狂した笑デビューいつかな？更新頑張って！ (2019年1月1日 14時) (レス) id: d00ba15efc (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2018年12月23日 0時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔蘭- sakura - | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2018年12月17日 16時
