４ Yugo ページ27
「嘘ですよね！？あの京本さんが！？」
「な、何かの見間違いなんじゃ....」
「それがマジなんだよ。見るからにぞっこんで…
昨日もめちゃくちゃ人前でいちゃついてたしなぁ」
「だな…突然のキスにはマジでびびったわ」
「キスしてたんですか！？」
弁当を食べながら騒ぐ部下達を眺める
どうやら京本がとある女性といい仲らしい
昨日その女性と一緒にいた所を見たという松村と樹がその時の話をして
ジェシーと森本が唖然としている
なるほどな、理解した
道理で昨日二人と一緒に飲みに行った女性社員が放心状態だったのか
そりゃなるよな。憧れの存在がキスしてる姿を目の当たりにすると
「さっきもさ、いつも仕事第一だった京本さんが、仕事よりも大切なことだから
って言って、その女性のとこ行ったんだよ。多分今その人と飯食ってる」
「マジですか…」
「よ、喜んでいいんですかね…？」
「喜ぶべきなんだろうけど、女性社員は荒れるなぁ…」
弁当食いながら傍観してた俺に
樹がこちらを向いて「高地さんはどう思いますか？」と聞いてきた
なんで俺？と返せば、「同期入社の意見が聞きたいです」と言われる
口元に手をやり、うーん、と考える
「いい事だと思うけどなぁ…あいつとは5年近い付き合いだけど
恋愛は全く興味ないって言ってたからな
あいつがそんな真剣に向き合える女性に出逢えたのなら、すげーいい事なんじゃない？
てか京本をそこまでぞっこんにさせる女の人を見てみたい」
「確かに！あの、相手の女性ってどんな感じだったんですか？」
「綺麗系か可愛い系かで言うと！？」
「写真ないんですか！？」
若干興奮気味に松村と樹に詰め寄るように質問攻めをするジェシーと森本
空になった弁当箱を仕舞い、楽しそうに話す4人に向かって苦笑いをし
「先戻ってるぞー」
と声をかける
適当な返事が返ってきたのを確認して俺は食堂を出ると
窓から下を見てざわめく女性社員たちが目に入ってきた
何事かと思い、俺も窓に近づき下の方に目をやる
そこには、高級国産車が停められていて、脇には整った顔立ちをした男女
「あれ、京本…？」
目を凝らしてみれば、男性の方は柔らかい笑顔を浮かべた京本だった
同僚の俺も、あまり見た事ない表情だった
京本にそんな表情をさせている女性の方に目を移すと…＿＿＿＿＿＿＿＿＿
それは、見知った顔だった
「Aちゃん..？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 861人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朔蘭- sakura -(プロフ) - ハルねこさん» ハルねこさんコメありがとうございます！なるほど、そういう手段がありましたか..！天才ですね(｀・ω・´)更新頑張らせていただきます！！ (2019年1月1日 19時) (
レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
ハルねこ - こんにちは！いつも楽しく読まさせて頂いてます！私は紅白リアタイ、ガキ使録画派です！これからも更新頑張ってください！ (2019年1月1日 17時) (レス) id: f507f19e2b (このIDを非表示/違反報告)
朔蘭- sakura -(プロフ) - 和香(わか)さん» (・Д´･ *)ﾎｫﾎｫ 早くデビューして欲しいわぁ〜。更新頑張るね！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
和香(わか)(プロフ) - 私は紅白派だよ〜！私もカウコン発狂した笑デビューいつかな？更新頑張って！ (2019年1月1日 14時) (レス) id: d00ba15efc (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2018年12月23日 0時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朔蘭- sakura - | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2018年12月17日 16時
