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傑「あーあ、怒らすから」
硝「本音に気づいてるからかマシじゃん」
か「A、変わったわね」
『かれん?』
か「あの頃より明るくなった」
『…そうだね
あの頃と今は違うから…今なら…』
「「「??」」」
か「そうだわ
A、みんなも行きたいとこがあるのよ付き合って」
かれんに連れられ向かった先は東京タワーだった
「「「なぜ東京タワー…」」」
『初めて来たけど、やっぱり高いわね』
傑「私は来たことあるけど東京に住んでても来ないからね」
悟「俺、初めて来た」
硝「五条は、実家は京都だろ」
『かれん、どうしてここに?』
か「たまに来るのよ
別になんだってよかった
ただ、ここに来ると人が建物が小さく見えるように
ノエル…姉さんのことも…」
『確かに…ただの人になれる気がする』
悟「あーなんとなく分かる」
『あれから、進展は?』
か「何も…」
『そう…』
ノ(綺麗な御神木ね)
<えぇ、でもツラく儚く悲しい木だわ
でも、希望への道しるべ>
ノ(私にはよく分からないけど綺麗だと思うわ
だって、私の心は癒されたもの)
『ノエル…』
ノエル…
かれんの姉であり、ワタシの親友…
北極海と南極海
地球の裏側で日付を跨いで生まれた運命を共にする特別な双子のマーメイド
『ワタシが…いえ、せめて母が…』
か「あなたは、悪くないわ
1人の命を救ったのよ」
Aは、悲しげな顔をして景色をみつめた
か「さて、帰るか」
『かれん…』
か「そんな顔しないの
五条悟もそうだけど、Aの新しい友達に会えてよかったわ
あなた達も、ありがとう
Aのこと頼んだよ」
Aは、かれんに抱きついた
硝「はーい」
か(Aが気になるなら、ちゃんと自分の気持ちと向き合いなさいよ
じゃあ、またね〜)
かれんは、五条を見つめ近づき耳打ちした
『…っ…かれん!!』
か「A?」
『あの日の約束、忘れてないから!!
次は絶対にノエルと3人で!!』
か「ありがと…A…」
かれんは手を振って去っていった
悟「行ったな」
『うん…』
悟「あーもう泣くなって!!」
『…ワタシも、そろそろ向き合うことにする』
「「「…なにと?」」」
(ガイト…あなたと向き合わないといけない
だけど、もう少しだけ待ってちょうだい)
『さて、競馬場でもいくかな』
悟「えー違うとこ行こうぜ腹へった」
『じゃあ…あ、そうだ誕生日、おめでと悟』
悟「今かよ!!」
『こういうのは気持ちさえあれば、いつでもいいのよ』
A達は、夕暮れの街を歩き出した
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作者名:卯月 | 作成日時:2023年12月22日 22時