【Free!】水依存症2

57滴* ページ9

*貴方SIDE*


全:ぇ！？メドレーリレーにエントリーしてる！？


江:ごめんなさい・・・;;


渚:いいじゃない！皆で泳ごうよ！
真:そうだね。
怜:でも練習してないですよ？(苦笑)
江:何とかして！


さっきから遙の姿が見えない。
携帯は・・・きっと持ち歩いてないんだろうな・・・;;
仕方ない。


貴:・・・


真:A、誰に電話してんの？
貴:凛。
渚:ぇ？何で・・・
怜:遙先輩、携帯持ち歩いてません・・・(呆


携帯を携帯しないって・・・もはや無意味に等しいよ・・・


『凛:もしもし』
貴:もしもし？凛？
『凛:俺以外に誰が出るんだよ(苦笑)で？どうした』
貴:ぉ、個人1位おめでとう(笑)いやぁ、遙がなかなか帰って来なくて心配？みたいな((
『凛:なんでそんなに曖昧なんだよ・・・。俺は知らねぇぞ』
貴:だよね、うん。わかったありがと。ぁ、あと・・・凛、遙に何言ったの？
『凛:っ・・・。』
貴:そ、か・・・教えてくれてありがとう(苦笑)うん、じゃね。おやすみ・・・。


凛は遙を知らないって言った。
残るところは限られて来た。でもそれもそろそろ帰ってくるだろうな。
遙が凛に言われた事もまぁ、何と無くわかったし・・・
遙は多分“水に聞いてる”


貴:もう、遅くなるから皆は先に帰っていいよ。
真:俺も残る。
江:私達も・・・！
貴:ううん、江ちゃん達は帰って。


納得が行かないとか何か言いたげだが、渋々帰って行った。
真琴は玄関に座って遙の帰りを待った。


…ガラッ…


遙:！真琴・・・？
真:・・・zZ
貴:お帰り、遙(微笑)
遙:A・・・。ただいま・・・


怒られると思ったのか分からないけど、遙はシュンと大人しく小さく「ただいま」と言った。


貴:“水は答えてくれた”？
遙:・・・！！いや・・・分からなかった。
貴:そう・・・
真:ん・・・ぁ！遙！
遙:真琴、ただいま。
真:はぁ、心配したんだよ？それでね、遙。実は・・・


メドレーリレーの件について遙は何も言わなかった。
いつもなら「フリーしか泳がない」と頑なに譲らないのに・・・
もし、遙が泳ぐなら、また変わるかもしれないね・・・


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2013,9,17更新

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