【Free!】水依存症2

65滴* ページ18

*貴方SIDE*

水は生きている。一度飛び込めばそいつは牙を剥き襲いかかってくる。
だけど、恐れることはない。


貴:所詮これは飼いならされた水・・・。


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今の僕らには物足りない。


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真:お邪魔しまーす。おはよー


聞き慣れた幼馴染の声に頭を覚醒させられる。
今日も真琴は規則正しく迎えに来た。


貴:(欠伸)
真:((欠伸で挨拶された))


貴:んん、真琴、遙の迎え？
真:まぁね、Aは今日も泊まってたの？
貴:この家は着実に僕の家になりつつある。

真:いや、Aも一人暮らししてる家あるよね！？

貴:そんなことより、遙多分お風呂場に居るから。
真:そうだ！忘れてた！！



.


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怜:先輩遅いですね・・・。


真:渚！怜！ごめん、お待たせ！！


ー鮫柄学園ー


御:おっしゃー！どうした？一人くらい俺に勝てる奴居ないのか？！


広い室内プールに響く鮫柄学園3年、御子柴部長。
御子柴部長最後の追い出し試合が行われている。


渚:なんか壮絶だね！



凛:100ｍ100本勝負、部長に勝つまで続けるのが鮫柄の伝統だ。



遙:凛・・・！
怜:凛先輩！・・・っていうか、100m100本とか理論的にありえない。
貴:あの人に理論とか通用しないと思う。


御:よぉ！来たかお前ら！どうだ、折角だ、泳いで行かないか？


貴:泳ぐ！！
真:Aさっきまで眠そうだったのに・・・。


御:なら、決まりだ。フリーの400ｍリレーで勝負だ！！


どんどん進む話。
そんなことより・・・遙、もう脱いでる。


貴:ねぇ、
遙:？Aどうした？
貴:やっぱり僕泳がない。


だって僕が泳いだら怜達の内誰か一人が泳げない。
僕が我慢しないと。


遙:・・・後で泳ごう。
貴:！！うん、約束。


そう、遙は僕の考えを知っているのかの様に、欲しい答えと言葉をくれる。
僕は泳げればそれでいい。


江:それでは、鮫柄学園対岩鳶高校！フリーリレー勝負！！よーい、・・・ピーーーー！



江ちゃんの吹いた笛が音を鳴らす。
同時に盛り上がる歓声とプールに飛ぶ込む水の音。
どれも大好きな音だ。



貴:さぁ、勝負の始まりだ・・・！



ーーー
二期の分更新再開します。長らくお待たせいたしました。
(待ってないとは言わない)
これも長期戦になりそうでもう既に心折れそうです。
早く完結させたい。頑張ります。

2013.12.22更新

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