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☆
「んん･･っ」
『ツナマヨ･･･』
「(空気が重いっ)」
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伊地知さんと合流したものの隣に座っている恵が今までになく、とてつもなく、･･･機嫌が悪い。ムスッとした顔を貼り付けたままシートに足をあげて私に寄りかかる体勢をずっと取り続けているんだ。それは多分______さっき会ったホークスサン、だと思われる。
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「名前なんていうん？」
『【御国A】』
「Aチャン･･･可愛いっちゃんね」
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悪意の悪の字もないような綺麗な笑顔で言ってくるのでただただ苦笑いをするしか無かったのだが、ホークスサンは私の髪を撫でて一つ口付ける。
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「ばりすいとーよ」
『･･･？』
「はっなせ･･･っ」
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後々聞いたのだが博多弁で「好きです」という方言告白だったそう。方言にあんまり興味無かったし呆然としていたが私の頭に手を置くホークスサンを必死に退かせようとする恵の顔はもうそれは般若。姿が見えなくなるまで手を振ってくるホークスサンに申し訳なくて振り返していたら余計に般若が般若になっていた･･･というわけだ。
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「良い年したオッサンが先輩に･･っ」
『高菜。明太子』
「どっちも気に食わないです」
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五条先生と歳変わらないよね？と聞くと帰ってきた返事に伊地知さんは苦笑いを返していた。伊地知さんの胃を保つ為にも機嫌を取らねば･･と伊地知さんへ近くのショッピングモールへ行ってもらうようにお願いする。恵は私が誘ってくれたと少しは機嫌を戻してくれたらしく、車を降りてからは私の手を引いて行きたい所へ回ってくれた。
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「たまには良いですね。先輩とデート」
『しゃ･･･しゃけ、』
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違う、と言うべきではあるけど今言えば機嫌の悪さは更に酷くなって伊地知さんの胃も流石にキャパオーバーだろう。出来るだけ肯定しつつ、【付き合う】やらは流石に全てスルーした。お揃いが欲しいというのでキーホルダーを買ったりお互いの服を見繕ったり･･･確実にデートだ。でも、普段忙しい身としては嬉しい誤算でもある。
.
「じゃあ、また後で」
『しゃけ〜』
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流石に雄英の制服で帰るのはなんだか癪なので着替えてまた集合･･･と話したが私の場合はもう既に着替えているようなものだったのですぐに集合場所に戻った。だけど恵は全く来る気配がない。･･･と思っていると隣に座ってくる誰か。恵かと思って声をかけようとしたが、全くの別人だったんだ。
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sou(プロフ) - 恵くんが可愛い♡♡愛しい♡♡ (2022年2月28日 13時) (
レス) @page23 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 不覚にもが、深くにもになっちゃってますよ……！ (2021年12月31日 2時) (レス) @page34 id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 続編楽しみに待ってます！！ (2021年11月8日 13時) (レス) id: 1cf7d7e023 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 夢主かっこよ！！ (2021年10月28日 7時) (レス) @page44 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主カッケェな……………最高だわwww応援してます！！ (2021年10月26日 9時) (レス) @page44 id: 10782220d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夾
| 作成日時：2021年8月19日 20時
