兄的存在の彼と高専へ ページ3
☆
生まれた時から呪われた子だと言われていた。
育った環境の中でもずっと、言われ続けてきた
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「･･････････っ」
『？･･････。』
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同い年でも少しだけお兄ちゃんに感じていた棘
彼はいつも話が聞こえる度に私の手を握った
握った手から彼へと視線を移すと彼は笑うんだ
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「明太子」
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【 大丈夫だよ 】そう言われているようにも思えた。あれ以来私にとって棘は役割的には兄になったんだっけ。
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『しゃけっ』
「！」
『･･････明太子』
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自分で言うには少し照れ臭いけどまだ幼い棘に伝えるとその顔が綻ぶんだ。悪いが超が付くほど可愛かったです←
.
『(･･･でもね、棘)』
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私は自分であることを恨んだことは一度もない
多分これからもずっとそうだとも思ってる。
だってこの力は、人を守れる力なんだから。
誰を守れる、誇れる、凄いものなんだから。
**
「すじこ〜〜〜〜〜〜！」
『！ツナマヨ〜〜〜〜〜〜っ』
.
結局アレから数年後。兄的存在でもある従兄妹の棘と共に呪術高専に入学した。同級生にはカッコイイ女の子と人外と特級呪術師という謎の組み合わせにはなったけど今では一番の友達･･･仲間だと自信を持って言える。
その一年後には癖とキャラの濃い後輩も出来た。先生･･･にはあまり触れたくない。いや出来れば死.ぬ程触れたくない。頼りにはなるし信頼もしてる。でも尊敬は･･･
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「ん？なぁにA。あ、やっぱ僕ナイスルッキングガイだから見惚れちゃった？？いやぁ罪だね〜僕って。」
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･･･うん、尊敬は出来ない。七海さんも同じこと言ってた気がする。挨拶はしたけどちゃんとは話したことないから今度話しかけてみよう。そもそも言葉が通じたらの話だけど。
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「で？何でいんだよ、悟」
「真希は冷たいねぇ･･･」
.
僕寂しい！と叫ぶ先生をジト目で見つつ、棘とパンダが最速を始める。すると溜めに溜めてきた言葉をやっと吐いたんだ。
.
「Aには護衛任務兼潜入捜査の任務に行ってもらいます！！」
『おかか』
「うん！嫌だよね！！でもご指名なんだよ〜」
.
入っておいで〜と言われて二年の教室に入ってきたのは見慣れたウニ頭。そう、何を隠そうイケメン・天然・後輩を揃えた伏黒恵くんです。
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sou(プロフ) - 恵くんが可愛い♡♡愛しい♡♡ (2022年2月28日 13時) (
レス) @page23 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 不覚にもが、深くにもになっちゃってますよ……！ (2021年12月31日 2時) (レス) @page34 id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 続編楽しみに待ってます！！ (2021年11月8日 13時) (レス) id: 1cf7d7e023 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 夢主かっこよ！！ (2021年10月28日 7時) (レス) @page44 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主カッケェな……………最高だわwww応援してます！！ (2021年10月26日 9時) (レス) @page44 id: 10782220d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夾
| 作成日時：2021年8月19日 20時
