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☆
「伏黒くんは行かなくていいの？」
「邪魔するのもなんだからな。」
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俺達以外に囲まれる先輩を見るのは正直言ってめちゃくちゃ嫌だ。それでも楽しそうな顔を見ると何とも言えなくなってしまう。そんな自分を常々馬鹿らしく思うけど先輩への想いを考えれば当たり前かと落ちる部分もあった。
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「伏黒ってさ、ほんっと御国と仲良いよな」
「まぁ･･一緒にいること多かったからな。」
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俺がまだ中三で、荒れてた頃。たまたま五条先生に��俺を迎えに行って欲しい��と頼まれたお使いで来ていた先輩に五条先生からの手紙を目の前でビリビリに破られた。それが初めまして、だ。相当嫌だったんだろう。俺には笑いかけてくれたが手紙の破り方が物語ってた。
スケッチブックに書かれた【初めまして】の言葉に俺は珍しく頭を下げていた。まぁ破り方が相当だった･･･ってのもあるけど。ニコッと笑った姿に肩が跳ねたことをよく覚えてる。多分、あの日が分かれ目。あの時素直に話しかけた自分を褒めてやりたい。
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「やっぱ特別なんやね」
「まぁ。」
「すっ好きー･･･とか？」
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ピンク顔･･･芦戸だったか。やっぱ女の勘ってやつなのか･･･怖いな。釘崎にも秒でバレたし。五条先生もだったか。早々にバレてむしろ開き直ってやった。ただ、、なんでこうも俺の方を見ながらニヤニヤしてやがる。同い年だけど。
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「むしろ好きにならない奴の方が可笑しい」
「お、おぉう、、、」
「ま〜あんだけ可愛けりゃあなぁ･･･」
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峰田･･･だったか？コイツ先輩のことめっちゃ見てたよな･･･色目使ったらマジで○す。社会的に徹底的に潰す。でもそんな事して先輩に嫌われるのだけはごめんだな･･･
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「好きか嫌いかっつったら好きだ」
「「！」」
「････ずっと前から。」
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多分一目惚れ。高専の生徒だからとか先輩だからとかじゃなくて、ただ単純に。【俺に笑いかけてくれたから】っていう餓鬼以上に餓鬼らしい理由だ。それでも俺には十分すぎる理由だったんだと思う。普段あまり笑わないと後日聞かされた時、お世辞でも俺に笑顔を見せてくれたっていうのは普通に、ヤバカッタ()
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「べ、ベタ惚れですなぁ」
「ダチにも言われたな、それ」
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遠目で見ていた分ではあるが火傷の痕が印象的な先輩の隣の席の男･･･轟焦凍が悔しそうな顔をしていたのは、見間違いなんかじゃないんだろう。
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sou(プロフ) - 恵くんが可愛い♡♡愛しい♡♡ (2022年2月28日 13時) (
レス) @page23 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 不覚にもが、深くにもになっちゃってますよ……！ (2021年12月31日 2時) (レス) @page34 id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 続編楽しみに待ってます！！ (2021年11月8日 13時) (レス) id: 1cf7d7e023 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 夢主かっこよ！！ (2021年10月28日 7時) (レス) @page44 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主カッケェな……………最高だわwww応援してます！！ (2021年10月26日 9時) (レス) @page44 id: 10782220d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夾
| 作成日時：2021年8月19日 20時
