年相応の後輩 ページ13
☆
「俺が先輩に勝つなんて100%有り得ないです」
『おかか』
「やってみなくても分かります。」
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周りが続々と始まり、皆がモニターを眺める中、私と恵はストレッチから始めていた。いつも通りのルーティンになっているのでやらないと落ち着かないのだ。そもそもこの授業は生徒達の技術向上も兼ねているのだろうが一番は私達の品定め･･･と言った所なのだろう。(少なくとも分かっていないと気付いていないと思っているからこそ)オールマイトはチラチラと私達の方を見ている。アレでバレてないと思っているんだろうか。
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『すじこ』
「？なんですか？」
『高菜、いくら、ツナマヨ』
「術式ナシですか。それならフェアですね」
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勝てないのは分かってますけどと言う恵の顔を見て、人間はこんなにも真顔で人への負けを認められるのだろうかとつくづく思った。それと流石ス○ーカー。絶対伝わらないだろうなぁと思っていたら普通に伝わった。こっわ()
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「ならこんなのはどうですか？狗巻先輩のに似てる拡張器持ってましたよね？」
『しゃけっ』
「なら、俺がヴィランやるんで俺の後ろに置いておきましょう。ビルの中と外みたいですから先輩が拡張器に触れたら先輩の勝ち、その前に俺が先輩に触れたら俺の勝ち。でどうですか？」
.
流石頭脳派の恵。悠仁なら手加減も知らずに��やっるぞー！��で始めてそうだ。術式(基仮個性)を使えば確実に私が勝つのは歴然。だったら術式ナシでの技術比べの方が私達には向いているんだ。いつの間にか順番は最後の私達に回ってきており、オールマイトに指示されるままビルの中と外へと足を運んだ。
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「高菜」
『！』
「･･･頑張りましょう、のつもりです。」
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はっず、と言いながら赤く染った頬を隠す恵は年相応の顔をしているようでいつもの澄ましたような顔よりも断然自然体で好印象だ。
.
『高菜』
.
頭をぽふりぽふりと撫でながら私は外へと足を進めていく。そんな中での恵の想いは知るはずもないのだが、
.
「･･･っ〜〜〜〜〜あーもう･･･どんだけ好きにさせるつもりですか、、、、」
.
少しくらい恵の行動を見てみたいかも、と思ったことは本人に絶対言える訳も無い。
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sou(プロフ) - 恵くんが可愛い♡♡愛しい♡♡ (2022年2月28日 13時) (
レス) @page23 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 不覚にもが、深くにもになっちゃってますよ……！ (2021年12月31日 2時) (レス) @page34 id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 続編楽しみに待ってます！！ (2021年11月8日 13時) (レス) id: 1cf7d7e023 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 夢主かっこよ！！ (2021年10月28日 7時) (レス) @page44 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主カッケェな……………最高だわwww応援してます！！ (2021年10月26日 9時) (レス) @page44 id: 10782220d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夾
| 作成日時：2021年8月19日 20時
