歪んだ過去。 (ページ23)

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歯車やまちね編ページ23

山田side✩.*˚

俺と知念はデパートの屋上へ行くことにした

山「大丈夫か？知念」

知「うん、大丈夫」

正直不安だ

知念を守れるか…

俺は死んでもいい知念だけは守りたい

外は真っ暗だった。

山「え、」

知「りょ、すけ、」

俺と知念は外を見て息が止まりそうになった

？「おやおや、これは楽しくなりそうですね」

暗闇から出てきたのは…

知「、！？」

山「え、おれ、…」

俺とよく似た男だった

知「りょ、すけが、2人…？」

？「俺の能力は人に似せること」

山「、…！」

裏「俺は裏切りの能力者の涼介だ」

知「…」

服も髪型も身長も体型も顔も声も

全て俺に似ている

裏切りの能力者は俺に指を指し

裏「俺は君には用はない」

山「え、？」

裏「俺は知念が欲しい」

山「知念！！」

裏切りの能力者は知念の前でひざまづき

知念の手を取り手の甲にキスをした

山「お前、ｯ」

俺は裏切りの能力者の涼介の胸ぐらを掴んだ

山「え、…」

その時あいつは知念に化けた

裏「だから人の話聞いてた？」

知「涼介、僕じゃないよ！涼介！」

どんなけ知念じゃないと思ってても

知念を殴ることは出来ない。

裏「好きな人なら殴れないだろ」

山「ｸﾞｯ」

俺は手を離した。

裏「まぁ、丁度いい」

山「ちねん…」

知「涼介…」

裏「俺達が探しているのは知念だよ」

知「ぼ、僕を…？」

裏「うん、もしここで俺を倒しても」

“知念は狙われ続けるだろう”

山「知念は渡さない」

裏「Ｓランク」

山「…？」

裏「知念Ｓランクの能力者だろ？」

知「…」

知念…