「愛してる」で塗り替えて【キヨ】 (ページ18)

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Ninth.バレましたページ18

Aside

『……むー……』

キ「～～♪……サラッサラだなぁ」

『……なんでずっと触ってるんですか』

キ「なーにツンツンしてんだよ。俺が似合ってるって言ったからか？"これ"さぁ」

そう言って、キヨさんは私の頭を指さす。
左右対称では無いけれど、私の髪は綺麗にツインテールになっている。

『……べ、別にキヨさんに似合ってるとか言われたからじゃ……ないですし……』

なんて取り繕うけれど、頭のいい彼にはきっとバレてるんだろう、恥ずかしくて、あとの方の声が小さくなった。

キ「……お前ってツンデレなの？」

『そんなんじゃないです』

そもそもツンデレとは何なのか。

それが分からない以上、変に肯定するのはダメだと判断し、即答する。

キ「……んー、一緒のシャンプー使ってんのに、お前の方がいい匂いするよなぁ」

『……そうですかね？』

キ「絶対そうだわ」

そう言い、キヨさんはニカッと笑った。
笑顔が似合う人だなぁ、とか思ったり。

『……キヨさんって』

キ「ん？」

目を細めて、彼が聞き返してくれる。

『笑顔が似合いますね』

そう言うと、キヨさんは嬉しそうな顔をした。

キ「……笑ったな」

『……？』

キ「A、久しぶりに笑ったじゃん。どんなAも可愛いけど、俺的には一番は笑顔が好きだわ。お前こそ、笑顔が似合うよ」

と、心の底から嬉しそうな顔をする彼は、やっぱり子供っぽい。
イタズラが成功した子供のように笑って、少し顔が赤くなっているであろう私の方を見つめている。

『……そうですか』

なんて素っ気なく返すけれど、この人に褒められるのは、どうしようもなく擽ったくて、気持ちがいい。

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄
めっちゃ放置してましたね！((
すみませんm(*_ _)m

(しかも短い)