和食は世界無形文化遺産だぞ？？【ハイキュー!!】 (ページ25)

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No.99 ページ25

『じゃあ仁花ちゃん。そろそろ私たちは移動しよっか』

谷地｢あ、ハイ！｣

2階席へ移動して条善寺の応援と向かい合う。強豪に共通し、ほとんどの学校で強さと比例している部員数や、応援団の凄さ、派手さ。

谷地｢条善寺さんも、すごい応援ですね…太鼓だ…｣

『ね。全国行ったらそういうのも考えなきゃ。私たちの声援だけじゃちょっと物足りないよね。…………こういうのって、結構会場の雰囲気作るし』

谷地｢…………はいっ！｣

『え、え？ど、どうしたの仁花ちゃん、泣きそうになってるよ、どうしたの』

谷地｢イエッ！A先輩、目標、とかではなくきちんと全国を現実的に見据えていて、先輩方との信頼を垣間見たというか、うぅ、なんだかちょっと感動して…｣

『……ンフ。仁花ちゃんも、そのうち後輩ができて、そう思われるようになるよ。……バレーに関して、あいつらの事は嫌でも信頼しちゃうようになっちゃうんだから』

滝ノ上｢頼もしい話してんなァ｣

谷地｢あ、滝ノ上さん！こんにちは！｣

滝ノ上｢よ！Aちゃんって意外とツンデレな。あいつらの前ではけらけら笑ってスゲー棘ある事言ってぶっ刺してたりするけど｣

『滝ノ上さん私の何を知ってるんですか』

滝ノ上｢そゆとこ。烏養からもよく愚痴聞くよ｣

谷地｢確かにA先輩は先輩方の前で率直に褒めてらっしゃるところはあんまり見ないですね｣

滝ノ上｢な！｣

『ツンデレキャラに仕立てあげようとしないでください〜。キャラ渋滞しちゃうんで〜』

どうでもいい話をちまちまとしていると、主将が出ていった。帰ってきた大地さんはどうやらサーブを取ったらしい。

最初のサーブは旭さんだ。

一発目から、どうか決めて欲しい。