No.93 ページ19
『おつかれ！』
田中｢オウ！見てたか俺の超鋭角スパイクを！｣
『ウォームアップでやったんじゃん。自慢するなら試合で見せてからにしなよ〜。あ、西谷最後のネットインよく拾ったね〜！』
田中｢俺泣いていい？｣
月島｢どうぞご勝手に｣
『……向こうが勝ち上がってきたら次ついにアレだね』
縁下｢あ〜………………。……2m…｣
ボールが床に叩きつけられる音がする体育館をひょこりと覗く。
強くボールが叩き落とされる音がした方を見ると異様に背の高い選手が。2M、デッッッカ………。
『ひ〜…。2mもあればなんでも出来るねぇ…』
成田｢俺もあんくらいあればなぁ…｣
木下｢望みすぎだろ！｣
『そうだよ。謙虚に行こう。…私も180ぐらいで良いから欲しいです神様…』
田中｢お前の実力で180あれば十分すぎるだろ…強欲だよ｣
『…何よ。褒めてもなんも出ないよ？』
縁下｢褒められ慣れてないな〜｣
西谷｢褒められたか？｣
『褒められたよ！褒められたじゃん！珍しいじゃん！田中が褒めてくれるの！西谷とか縁下とか成田は褒めてくれるけどさぁ〜ッ！木下とか！田中とか！あんまり褒めてくんないじゃん〜ッ！？』
木下｢お前が辛辣だからだろ｣
田中｢お前が俺たちを褒めねぇからだよ｣
『なんでそんな事言うのよ🥲🥲ぴえん…』
成田｢ほらァ泣いちゃったじゃん｣
西谷｢自業自得ってやつだな！｣
『ぐえ』
縁下｢とどめ刺されたな｣
『だ、男子バレー部マネージャーやめよかな…』
西谷｢アァ！？！？許さねぇぞA！！！｣
田中｢引きずってでも毎日来させるからな｣
『野蛮人〜。ハゲとチビっていつの時代も野蛮人だね〜』
｢｢ンだとコルァ！！！！！｣｣
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