Memory ( あお ) (ページ10)

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ドキドキページ10

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安「ほんっまにごめん！寝坊してもうた！(汗)」

「大丈夫！私も今出てきたとこ！」

安「ほんま？？ …それやったらよかった、、」

「って、急がなきゃ時間ないよ！？」

安「嘘やん！！ …よっしゃ、今日だけ自転車で行こか」

「え、でも私自転車っ」

安「俺の後ろ、」

車庫から自転車をだしてきて、荷台をポンポンと叩く。

仕方なくカバンを背負って荷台に跨いだ。

安「しっかり捕まっとくんやで」

章大が私の腕を持って自分の腰に巻き付けさせた。

ゆっくり動き出す自転車。

どきどきしてる私の心臓。

「…地獄だなこれ」

安「んー？なんか言った？」

「ううん、なにもー！」

無事、遅刻せずにいつも通りの時間に学校へついた。

安「あ、亮や亮～っ！」

錦「あれ、章ちゃん今日自転車なん？」

安「二人揃って寝坊してもうたから(笑)」

錦「アホやん(笑)」

「いいでしょ別にっ！」

章大は自転車を止めに行き、亮ちゃんと2人きり。

錦「…Aなんで顔赤いん」

「え！？赤い！？」

錦「若干やけど」

「嘘まじで！？ごめん！先行っといて！」

章大にバレたら問い詰められる！！(汗)

『章大にドキドキしてたから』なんて言えるわけない！(汗)

急いで鏡を確認しに行く。

…亮ちゃんがこっちをじっと見ていたことは全く気づかなかった。

錦「…また章ちゃんかよ、、」