Memory ( あお ) (ページ11)

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半分こページ11

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「はあああ、やっとお昼～」

佳「水曜ってほんとキツイー、、」

「今日はお弁当なんだよねえ♪」

佳「Aのお母さん料理上手だから羨ましいわ…」

佳奈子がコンビニで買ってきたパンをひらひらさせる。

「…え、え、え、嘘ぉ」

佳「もしかして… 忘れた？」

「…キッチン、、机の上、、」

今日急いでたから持ってくるのを忘れたんだ。

佳「お金は？？今日持ってきてないの？」

「持ってきてない…」

佳「…パンいる？」

「いや、それは悪い！ …まあ、ダイエットということで」

佳「ほんとにいいの？まだこの先長いよ？」

錦「どうしたん」

購買から帰ってきた亮ちゃんが隣に腰掛けた。

佳「Aお弁当忘れたんだって」

錦「…ん」

「へ！？いいよ！亮ちゃん食べなって！」

錦「俺腹減ってへん」

ぎゅーぎゅーと私に押し付けてくるパン。

それでも拒んでたら、

錦「じゃあ半分ずつそれでええやろ？」

そう言ってパンを半分にちぎって私の口におしいれてきた。

「むぐっ！！ちょ、強引！」

錦「アホな顔～(笑)」

佳「仲いいんだか悪いんだか(笑)」

安「おーっす、」

「し、章大…」

安「あれ、もう食べ終わったん？」

「いや、あの～ (佳「正直に言いなさい」

安「ん？？」

…正直に話したらそれはそれはこっぴどく怒られ、

その日のテンションは下がりっぱなしだった。