Sugar ( おれんじ ) (ページ17)

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夏祭りページ17

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「…どう、かな？」

浴衣なんて何年ぶりだろう。

近くで大きな花火大会があるらしく、隆平くんはどうしても行きたいらしい(笑)

そこで少し頑張って浴衣を着てみた。

淡い青の浴衣に、髪をお団子にして。

その姿で彼の前に出たら静止してしまった、、

そんなに似合わなかったかな…

クルッと回って鏡をもう一度見直してたら

後ろからふわりと抱きしめられる。

丸「めっちゃ似合ってる」

「…ほんとに？」

丸「ほんまに」

「なんにも言わないから似合ってないのかと思った(苦笑)」

丸「可愛すぎて絶句やってん♪」

「ありがとう♪ じゃ、行こっか？」

丸「こんな可愛いの誰にも見せたない～(泣)」

「誰が行きたいって言ったのよ(笑)」

丸「まさか浴衣着る思わへんかってんもん！」

あ、そや！って寝室へ走っていった隆平くん。

数分後、やっと出てきたと思ったら、

「…浴衣」

まさかの浴衣姿。

丸「どう？」

袖を引っ張ってくるくる回る。

「……ばかっ」

丸「ええっ！？なんで！？」

似合いすぎて直視出きない。

…こんなの、誰だって惚れるに決まってる。

照れ隠しに今度は私が後ろからギュッと鏡を眺める彼の腰に抱きついてやった。

丸「今日甘えたさんやな？？(笑)」

「…悪い？」

丸「ぜーんぜん！」