Sugar ( おれんじ ) (ページ15)

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体調不良ページ15

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「…やらかした」

私の目に映る体温計の温度は39度。

おそらく、冷房をかけっぱなしで掛け布団をかけずに寝たのが原因。

いつもだったら隆平くんが注意してくれるけど、彼は一昨日から出張でいなかった。

だるい体を起こして、キッチンへ。

「薬あったっけ…」

棚をあさるけどなかなか見つけられず、視界がグラグラと揺れる。

「も、ダメだ…」

力尽きてソファにドサッと倒れ込む。

あぁ、隆平くん今日帰ってくるのになあ。

美味しいご飯用意して待っておきたかったな。

そんなことを考えてるうちに意識を失ってしまった。

「ん…」

起きるとまだガンガンする頭。

ソファに倒れたはずが、いつの間にかベットの上。

おでこには冷えピタがはられていた。

…もしかして。

そう思って体を起こして壁に手を這わせながらリビングに向かう。

やっぱりそうだった(笑)

キッチンで携帯を見ながら一生懸命何かを作っている彼の姿。

「隆平くん」

丸「へ？ええっ、ちょっと！何してんの！！(汗)」

バタバタとこちらへ駆け寄ってくる。

そして私の腰を支えてソファにそっと降ろしてくれる。

丸「しんどいのに起きたあかんてぇ…」

「隆平くんに早く会いたかったから…」

丸「…んふ(笑)」

顔をふわんとさせてニヤけてる(笑)

丸「じゃなくてっ、もう～(笑)」

…2日ぶりの彼の姿。嬉しくて嬉しくて堪らなかった。