Sugar ( おれんじ ) (ページ1)

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私の愛しい人ページ1

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「んーっと？塩こしょうで下味した後… お肉を炒めて…」

「あ、野菜切ってなかった！！」

今流行りのアプリを見ながら晩ご飯の支度。

まだ不慣れでプルプルと震える包丁。

これを見て危ないって怒る彼の姿が目に浮かんで思わず微笑んだ。

ゆっくりゆっくり包丁を動かしていると、

ピンポーンと鳴るインターホン。

「あ、え！？もう！？」

手をパッと洗って、バタバタと玄関まで駆け足で向かう。

鍵を開けてガチャッと扉を開けた先にいる、

私の愛しい人。

「おかえり隆平くんっ」

丸「ただいま～っ」

帰って早々両手を広げる隆平くんの腰に抱きつく。

「ごめんね、まだご飯できてないの…」

丸「ええよええよ、俺が早く帰ってきちゃってんから」

私の頭にぽんぽんっと手を置いて、洗面所へ向かった。

隆平くんが手を洗っている間、キッチンに戻ってまた野菜を切る作業に取り組む。

丸「あ！また危ない持ち方してーっ！！」

…やっぱり(笑)

ネクタイに手をかけながらキッチンをひょいっとのぞく彼。

「だんだん上手くなっていくのっ！花嫁修行なんだからっ！」

丸「うっ、そんなかわええこと言われたら反論できひんやん…」

ううってうなだれながら寝室へ。

…はやく包丁使うの慣れないとなあ、、