No.44 御館様 2 ページ44
ハッとした。
私は御館様が認めるほどの実力を持っている。
なのに、私は自分の命を無駄にしようとしていた。
苦しかった…………。
大好きだった柱の皆に嫌われ、
暴言を吐かれ、
息が出来ないくらい辛かった…………。
だけど………
それがどうした?
こうなったのは私がはっきりと
そんなことしていないと言えなかったから。
…………自分の心が弱かったから。
そろそろ変わらなきゃ。
弱音を吐くのはこれでおしまい。
自分の弱さをお面で隠し
自分の意見も言えない人が
強い鬼を倒せるはずがない。
私 「…………御館様。
自分が間違っておりました。
御館様の前で、自害などと
無礼をお許しください。
私、虹柱 空橋 (A)…………
御館様の分まで……
罪のない人達の明日を守るため
この命果てるまで、闘います。 」
御館様の顔がぱあぁっと明るくなる。
御 「………………いいんだよ。
ありがとう……。
君はこの先、鬼殺隊に必要な存在だ。
頼りにしているからね……?」
私 「御意。」
御 「それと……私の立場では
みのわの罪を追求することが出来ない。
ごめんね…………。」
私 「滅相もございません。
柱での揉め事は、柱同士で解決します。
御館様……少しお願いがあるのですが…………」
御 「なんだい?
私に出来ることならなんでも言ってくれ。」
私はお面をとって、御館様に手渡す。
御 「!?!?!?」
私 「このお面を預かって欲しいのです。
…………もう私には必要ありませんので。」
御 「…………そうか。
もちろん預かるよ。
大事に持っておくからね。」
私 「…………本当に有難う御座います。」
御 「…………いいんだよ。
でも、(A)は今、1ヶ月の謹慎処分だ。
屋敷で鍛錬に励むように。いいかな?」
私 「御意。 それでは失礼致します。」
そう言って私は産屋敷から出た。
御館様はいつも私達が欲しい言葉をくれる。、
自害なんてバカな考えはやめよう。
私が死んだとしても、
愛密さんはまた同じことをするかもしれない。
そんなの絶対許さない。
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きゅー - 炭 「……俺は長男だ……。長男なんだ…………。」 微笑ましいw (2023年2月23日 16時) (レス) id: f62354a57e (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 続き待ってます、、いつまでもっ この物語大好きだぁ (2023年2月23日 16時) (レス) id: f62354a57e (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - 龍さん» 続き頑張って書きます!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年5月14日 13時) (レス) id: 5b43759e79 (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - 愛心さん» ほんとにありがとうございます(泣き (2020年5月14日 13時) (レス) id: 5b43759e79 (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - たーちゃんさん» あーーりがとーうございますっっ!!!! (2020年5月14日 13時) (レス) id: 5b43759e79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっちゃん | 作成日時:2019年12月14日 21時