No.17 冨岡side ページ17
俺は愛密が空橋をいじめている現場を偶然見てしまった。
愛蜜が任務を押し付けていること
根も葉もない噂を流していること
空橋が暴力を受けていたこと
それでも、何も言わなかった 人と関わるのが怖いから。
そんなしょうもない理由で見て見ぬふりをしていた。
最低だ…………。しかし、あの日……
_______________
柱合会議で……
その現場を見ていた訳でもないくせに
空橋を責め、愛密の事ばかり庇う。
空橋はお面を着けていて、素顔を見た事はないが
呼吸が乱れ、今にも泣きそうな様子だった。
これ以上他の柱達の好きにさせると、空橋は柱をも辞めかねない。
だから、せめても……
冨 「ちょっと待て」
そう言って、空橋を庇った。
こんなに喋ったのは、いつぶりだろうか。
何故かすらすらと言葉を紡げた気がする…………?
俺は空橋の事を見て見ぬふりをした。
これは、せめてもの償いだ。
それでも空橋は俺を呼び出し、
秘密の場所だという所に連れ出した。
そして、俺にお礼を言った。
俺はお前を見捨てようとしていたのに…………。
そうすると、空橋は嗚咽を漏らしながら泣いた。
これには、少々動揺したが何もしない訳には行かず
ぎこちなく空橋の頭にポンッと手を置き、励ました。
そして空橋はお面をとり、涙を拭いた。
冨 「!?!?!?!?」
透き通った肌 つぶらな瞳
ぷっくりと形の良い唇 滑らかな 髪
冨 「(めっちゃ可愛い)」
可愛らしくもあり、凛とした美しい顔立ちだった。
何故顔を隠しているのだろう?
そんな疑問と共に時間が過ぎていった。
空橋のニコッとした可愛らしい笑顔が、頭に残る……
トクン……
?なんなのだろう、この気持ちは?
その気持ちが何かわかるはずもなく、夜がふけていった。
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きゅー - 炭 「……俺は長男だ……。長男なんだ…………。」 微笑ましいw (2023年2月23日 16時) (レス) id: f62354a57e (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 続き待ってます、、いつまでもっ この物語大好きだぁ (2023年2月23日 16時) (レス) id: f62354a57e (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - 龍さん» 続き頑張って書きます!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年5月14日 13時) (レス) id: 5b43759e79 (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - 愛心さん» ほんとにありがとうございます(泣き (2020年5月14日 13時) (レス) id: 5b43759e79 (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - たーちゃんさん» あーーりがとーうございますっっ!!!! (2020年5月14日 13時) (レス) id: 5b43759e79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっちゃん | 作成日時:2019年12月14日 21時