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激おこですよ、式柱さん。 ページ5





『 式の呼吸 壱の舞…白虎・白蓮虎砲 』

鬼「 ガッ………グァア、ァァッッ……ツッ、ギァアアァ!! 」



振るわれた日輪刀から、虎の爪の如く鋭い斬撃が、
正確に子供達を避けて鬼の四肢を斬り裂いていく。

森の中で、鬼達の断末魔が木々の間をすり抜けていく。



『 これで大体一掃した…か? 』

女の子「 ………ひっ!嫌ぁぁぁぁぁぁ!お姉ちゃ…っ!! 」

『 っ!?しまった!! 』

女の子「 やだぁぁぁぁっ!!!助、け…お姉、ちゃ 」

『 ッ!!!貴様ァァァァァァァァッッッ!!!! 』



鬼に腕を掴まれ、傷を付けられた少女の悲鳴が、
Aの耳を貫いた。

Aは怒りに逆上し、鬼の首に鋭く刃を刺した。

鬼の首は飛び地面に転がった後、塵となって消えた。



女の子「 ぁ、ああぁ…血、が…!! 」

『 !ちょっと待って、じっとしててね! 』



自分の隊服のスカート部分をビリッと破り、
少女の腕の血が止まるように、キツく縛りつけた。

痛みに顔を歪ませるも、少女は涙を我慢して、
グッと唇を噛み締めていた。



『 …うん、泣かないね、偉い偉い。 』

女の子「 お、姉ちゃん… 」

『 痛かったよね、怖かったよね。もう大丈夫だからね。 』

女の子「 …!うん…っ!!」

男の子「 ね、ねぇ!早く町に戻ろう!家に帰ろうよ…! 」

『 そうだね。じゃあほら、お姉ちゃんに掴まって。 』

男の子「 …こ、こう? 」



自分の体に少年少女がしがみついたのを確認し、
2人をしっかりと抱き上げた。



『 走るよ! 』

2人「「 うん! 」」



自慢の脚力で、子供達を町まで送り届けようと走る。

しかし、背後から不気味な声が聞こえてくる。

しかもその声の数はどんどん増えていき、
Aの周り180度は囲まれていると思われる。



『 ( 子供を担いでいては戦えない…逃げ切れるか…? ) 』

男の子「 お、お姉ちゃん、追い付かれちゃう…!! 」

女の子「 恐いのが追い掛けて来るよ…!! 」

『 大丈夫!!目を閉じて、しっかり私に掴まってて!! 』



しかし、なかなか鬼の足も速い。

Aと隣に一際巨大な鬼が現れ、
その太い腕を彼女達に伸ばした…その時。



??「 援護します!子供達を早く!! 」

『 !!君は…! 』

共闘ですね、式柱さん。→←騒ぎですよ、式柱さん。



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リリンゴ - おもしろいです!私は双星の陰陽師は漫画もアニメも全部見ています!更新頑張ってください、応援しています! (2020年4月25日 20時) (レス) id: 3dc7ce7aed (このIDを非表示/違反報告)
金米糖 - おもしろかったです!!更新頑張ってください!双星の陰陽師大好きです!特におはぎマンが大好きです! (2020年2月29日 10時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葛の葉 | 作成日時:2020年2月27日 18時

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