空腹【mfmf】 (ページ2)

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一食目ページ2

僕だけの真っ白な空間。

そこに、気付けばいろんな子がやってくる。

小さい子から、僕より1,2歳くらい上の子まで。

僕はずっと、その子たちと空間に落ちていたクレヨンで床に絵を描いたり、お話をしたりしている。

そんな時ふと、思うことがある。

「この子たちはどこから来ているんだろう？」

でも、追及しようとは思わなかった。

食事の時間には、みんなはおうちに帰ってしまう。

いつの間にかいなくなって、すぐに別の子がやって来る。

その子もまた、食事より前にいなくなってしまう。

長く続く食卓に座るのは、僕一人。

今日も僕は、お友達とお別れをして食卓に着く。

ふと、思うことがある。

「このお肉たちは、どこから来るんだろう？」

でも、追及しようとは思わなかった。

僕は毎日、生きるために食事をとる。

どんな動物でも仕方がない。

そうだ。

生きるためなんだ、仕方ないよな。

今日も、僕の一日は食材の夢で味付けされている。