ハンバーグ ページ24
your side
愛「そこ座っててー」
「はーい!」
『はぁ……』
なんで、こうなったのか……。
——前日——
愛「Aー。明日空いてる?」
『……明日は仕事が』
「あれ?おねーちゃん、あしたお仕事ないんじゃないの?」
『ゆきそれなんで知ってるの……』
「スタッフさんがいってた!」
『あー、仕事じゃなくて、その、学校の友達と遊びに……』
「おねーちゃん、学校に仲いい人いないんじゃなかったっけ?」
『……ゆきそれなんで知って』
「前に、『だからお休みの日もお家にいること気にしないでね』っていってたよ!」
『そうだわたしが言ったんだ……』
愛「暇ってことでいいかな?」
『……なんの用ですか』
愛「明日、お昼頃私の家で一緒にご飯食べようよ。私と、菜緒と、Aと、ゆきちゃんで」
『……お断りしま「まなもちゃんのおうち!?」……ゆき……』
「おねーちゃん行かないの……?どうして……?」
『いや、その……』
「おねーちゃん、『人の優しさを無下にしちゃだめだよ』って、前いってた……あれ、うそだったの……?」
ゆきにうるうるとした目で言われる……うっ……。
『あーもうわかった、行くよ、行きます!』
「やったぁ!」
愛「やったぁ」
『……もしかして、こうなるのがわかっててゆきといるところ狙いました?』
愛「まさか。いいお姉ちゃんだね、A」
そう言ってにっこりと笑うまなもさんの顔で、全てを悟った。はめられたのだ。
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123 - テスト (2021年12月1日 22時) (レス) id: 3aa6a8a473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2020年11月6日 18時