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レイside
レイ「いいか、問題は3つだ。」
1つ、ママの目
2つ、塀の先は崖
3つ、Aのチップ
どれもこれも難易度は高い。
振り切るのは困難だ。
レイ「3つ目はもう解決してる」
俺はAにそれを投げつけた。
「ほんとに、できたんだ」
レイ「あぁ。それで、お前のチップも無効化できる。」
余った部品で、試行錯誤の上、ギリギリで完成した。
できるかは正直五分五分だった。
でも作ってみせた。
「レイ、本当に、ありがとう。」
レイ「礼はいらない。それより、どうする。チップは大丈夫。残る２つの問題。」
エマ「・・・」
レイ「俺は、これが一番だと思ってる。」
俺は立ち上がり、予め用意していた箱に手をかけた。
「それってまさか」
レイ「あぁ、見ての通りオイルさ」
エマ「火事を起こすってこと？」
ご名答。
ハウスに火をつけ、火事を起こし、脱出すると見せかけて脱獄する。
ハウスの秘密部屋も塞いで、連絡できないようにすれば完璧。
本部は脱走ではなく、火事だと判断するからな。
そうすれば警備は橋には向かない。
レイ「それに、森の死角になる岩陰に火炎瓶10本隠してる。」
エマ「火炎瓶？！」
レイ「6年越しの準備なめんなよ。橋へ向かう途中、隣のプラントに投げ入れろ」
俺は一歩、エマとAに近づき手を差し伸べた。
レイ「さぁ、明日と言わず今夜。今逃げよう」
しかし2人は、その手を取らなかった。
レイ「・・・できるか？」
エマは心配そうに眉を顰めた。
レイ「大丈夫。ここはみんなの部屋から一番遠い。火が回る前に逃げられる」
俺はそっとエマに足に目を向けた。
まさかとは思うが
レイ「エマ、まさかその足」
エマ「！大丈夫！」
エマはその場で立ち上がり、床を力強く踏んで見せた。
レイ「じゃあ決まりだ」
俺はオイルを一本取り、食堂にまいていった。
レイ「でも俺は、未だに全員で逃げるは反対なんだ」
.
Twitterで占ツク垢少し前に作ってたんですが、お知らせするの忘れてました...。
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死神シエル - ノーマンが出荷される時泣いてしまいました。頑張って下さい。 (2021年1月7日 15時) (
レス) id: 0251ca6174 (このIDを非表示/違反報告)
ゆで卵(プロフ) - 続きを楽しみに待ってます！！ (2020年10月17日 12時) (レス) id: 18a070aa90 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - 私は、この作品、大好きです！読みやすくて、たくさん、泣きました。ノーマン、生きてるのわかってても別れのシーン、泣けるんですよね....。それから、このお話の続編、見たいです！いつまでも待つので、いつか見たいです！ (2020年10月16日 21時) (レス) id: 656b92ea12 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 約ネバの小説の中で私の中ではほんとにトップの小説なので嬉しいです、、、、、！無理せず頑張ってください！！応援してます！大好きです、、！ (2020年10月14日 8時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
ゆで卵(プロフ) - めちゃくちゃ泣いてしまいました…！！！夢主の今後読みたいです！是非、続編出してください！！ (2020年10月10日 18時) (レス) id: 18a070aa90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青ノ林檎
| 作成日時：2019年3月31日 10時
