＊弱い虫 *036* ページ16
.
「・・・ごめんね。」
去っていく女の人の後ろ姿を見てAは言った
山「なんで、Aが謝るの？」
できるだけAの顔は見ず、
前を見て尋ねた。
「私が、悪いの」
何が悪いの？
本当は何があったの？
赤葦さんとはどういう関係だった？
聞きたいことが山ほどあるのに、
それを聞くことさえ難しい。
守ってあげられない。
____あ、でも。俺は必要とされていないのか。
「忠。助かった。ありがと」
・・・そんなこと言わないで。
期待してしまうから
でも、
少しでもまだ、頼ってくれるなら_____
「私さ、忠に言わないといけないことがあるんだ。」
聞いてくれる？
なんて笑って首を傾げるAに、一瞬何かが飛び上がった
山「でも____。」
「忠に聞いて欲しい」
真剣にそう訴えられて、
いつの間にか頷いていた。
「ありがとう」
そう、悲しそうに言われた。
もし
少しでもまだ、頼ってくれるなら____
俺はいつでも、
手を差し伸べる。
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青ノ林檎(プロフ) - d(^_^o)さん» ありがとうございます！(●´ー｀●) (2015年4月21日 7時) (
レス) id: 7d17a8c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
d(^_^o) - 更新たのしみにしてます (2015年4月21日 1時) (レス) id: e4a16f5403 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青ノ林檎
| 作成日時：2015年4月18日 8時
