【約ネバ】太陽が枯れた。 (ページ8)

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No.07 ページ8

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ノーマン「A元気ないね。スコアがいまいち伸び悩んでるのかな」

エマ「Aが暗いと、なんだか私まで悲しくなるなぁ。」

ノーマン「Aはよく笑うからね。」

エマ「そうそう！なんだか私たちもつられて笑っちゃうんだよね！」

エマとノーマンは2人でそんな会話をしていた。

Aが笑えば、ハウスが明るくなる。

それぐらい、あいつの笑顔はいつも眩しい。

エマ「鬼ごっこすれば元気になるかな！！」

ノーマン「そうだね。みんなでやろうか」

ドン「おぉ！ノーマン！今度こそ受けてたつぞおお！！」

ドンはそう叫ぶと、誰よりも早く部屋から飛び出していた。

それに続いてチビ達も部屋から駆け出していく。

俺の視界に、まだ席を立たないAの姿が入り込んだ。

気がつけば、机の合間を縫ってAのそばに近づいていた。

レイ「A」

「ん？あ、レイ・・・。ごめんね。せっかくレイに勉強教えてもらってるのに、私全然ダメダメだ。」

いつも明るくハツラツとしているのが嘘のようだった。

そんな顔、するなよ。

お前はそうじゃないだろ・・・。

レイ「別に気にしてない。お前は、お前のペースでやればいい」

「・・・でも」

レイ「そんなしけた顔すんなよ。ほら、みんな鬼ごっこ行ったぞ」

Aもいくように促し、その場を去ろうとした。

「レイも・・・」

気づくと、きゅっと服の袖を掴まれていた。

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