21話ー懐かしい夢 �� ページ22
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懐かしい、夢を見た。幸せで暖かい。まだこの時は………幸せだったんだろうなぁ。
遠くに見えたのは光に包まれた幼い頃の自分。ママとパパも一緒にいて、あの頃のきんときもいた。みんな笑顔で、みんな幸せ。私もそっちに行きたい。暖かいところで、穏やかに日々を過ごしたい。
足を進めようとしても、不思議と全然動かなくて。何故…？って足元を見ると、真っ黒な、気味の悪い手が、私の足を掴んでいた。助けてって助けを求めたら、きんとき達が、酷く冷酷な目線を私に向けながら、遠くの方へ、歩き始めてしまった。
ねぇ、待って。
お願いだから、置いてかないで。
泣きながら縋っても、さっきのような目線を送りながら早足で行ってしまうだけ。足を掴む黒い手は緩むことなく私を暗闇に誘う。
「
「貴方だけは信じてたのに…！」
「私たちを置いていって…裏切ったな！」
「嘘つき！！」
などと言いながら、数え切れないほど沢山の真っ黒な手が私を暗闇へと引きずる。怖くて、恐ろしくて……“ごめんなさい”と、何度も謝る。暗闇が怖くて、でも逃げられなくて。
もう、あと…あと少しで暗闇に堕ちてしまうという時、
はっとして目が覚めた。
『よかっ、た…夢だった…』
呼吸が荒い。まだ、心臓が鳴り止まない。
___最近、こういう夢ばかり見る。暗闇に堕ちる直前で目が覚めて、起きると、怖さと罪悪感からか、涙が頬を伝って流れている。
暫くして我に戻り、ベットがいつもと違うことに気づいた。
……そうだ、きんとき様とお話をさせて頂いていたら、いつの間にか夜になってて…それで…きっと眠ってしまったんだ。このまま医務室に居ていいものかと悩んでいると、医務室のドアが開き、とても眠そうなきりやん様が入ってきた。
「お、起きたんだ」
『…はい』
「…呼吸乱れてね？大丈夫？」
『大丈夫、です』
「…そう？…あ、そういえば、Aが眠ってる間に、再度、怪我を診させてもらったんだけど…そこそこ重症だから、暫くは絶対安静で、仕事せずに医務室でゆっくりしててね。」
『どれくらいで治りますかね…？』
「ん〜…二週間くらいかなぁ」
『そう、ですか…』
「じゃ、それ伝えに来ただけだから。」
『わざわざ、ありがとうございます』
「眠いから寝るわ。おやすみ〜」
と言って、きりやん様は自室にお帰りになった。
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Bearl - 萌木さん» なるほど…！教えてくださりありがとうございます！通知は本当にすみません…消えたらと思うと怖くって…萌木さんまだ読んでくださっていてありがとうございます。これからも頑張ります！ (2023年2月12日 17時) (
レス) id: cd9603c5df (このIDを非表示/違反報告)
萌木(プロフ) - 一応更新の通知自体は来ます。ただ非公開更新しているからではなく話を非公開にしているからだと思います。 (2023年2月12日 17時) (レス) id: 7b477ee6df (このIDを非表示/違反報告)
Bearl - あずきのもちさん» 返信遅くなってしまってすみません…！ご意見ありがとうございます！テスト、お互い頑張りましょう！ (2023年2月12日 11時) (レス) @page34 id: cd9603c5df (このIDを非表示/違反報告)
あずきのもち(プロフ) - コメント失礼します〜。私的にはどっちの書き方も好きなので、主様のお好きな方でいいと思います！あとテスト大変ですよね...私も2月にテストがあるのでお互い頑張りましょう！ (2023年1月29日 18時) (レス) @page35 id: 54d9d03467 (このIDを非表示/違反報告)
Bearl - 萌木さん» どうぞどうぞ！！心に残る言葉なんて思っていただけたなんて…！すっごく嬉しいです！(返信遅くなってしまってすみませんでした…！) (2022年10月30日 20時) (レス) id: cd9603c5df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Bearl | 作成日時：2022年6月26日 10時
